エギングのエギはどう選ぶ?号数・沈下速度・タイプ・カラーを解説
2026年08月09日

釣具店に並ぶエギを見ると、つい色から選びたくなります。ただ、気に入った色でも大きさや沈む速さが釣り場に合っていなければ、イカがいる層まで届きません。
最初の1本に迷ったら、3.5号のベーシックタイプが基準。秋の小型なら2.5〜3号、春の大型や深場なら4号や重めのタイプまで使います。浅い藻場で底に触れすぎるならシャロー、深場や速い潮で底が取れないならディープへ替えます。
カラーを替えるのは、号数と沈み方が釣り場に合ってから。号数、沈下速度、タイプ、カラーの順に一つずつ合わせると、色選びでも迷いにくくなります。
この記事では、最初の1本に迷った時や、浅場・深場・濁りで反応が変わった時の選び方が分かります。まず号数で大きさを合わせ、沈む速さで狙う層をそろえ、最後に動きと色を調整する。この順番を覚えておけば、次に替える1本も見えてくるでしょう。
この記事で分かること
- 2.5号・3号・3.5号・4号を替える条件
- ノーマル、シャロー、ディープの使い分け
- エギの動きや波動を替えるタイミング
- 晴れ、曇り、濁り、夜でカラーを選ぶ順番
- 秋イカ、春イカ、ティップランで選び方が変わる理由
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迷ったら3.5号のベーシックから始める

3.5号は、秋の後半から春の大型まで出番が多く、岸から投げても十分な飛距離が出る大きさです。最初に投げることで、着底までの時間や潮の効き方を比べられます。
ただし、3.5号を一年中そのまま使うわけではありません。小さいイカが多い秋の序盤は2.5〜3号へ下げ、春の大型を遠投で狙う時や深場で底を取りたい時は4号まで上げます。
号数を替える時は、イカの大きさだけでなく、エギが水中のどの層を通っているかも大切です。同じ3.5号でも、シャローなら浅い場所をゆっくり探れ、ディープなら底へ早く届けられます。
エギの各部の名前や、シンカー・羽根・カンナが沈み方や掛かり方にどう関わるのかは、こちらも参考にしてください。
エギの号数はイカの大きさと季節で変える
秋の小型は2.5〜3号を軸にする
秋の序盤に小さなアオリイカが多いなら、2.5号から始めます。3.5号を追うものの距離を取る、触るだけで抱かないという時も、3号へ下げるとエギを小さく見せられます。
反対に、沖のブレイクや深い場所まで届かせたい時は、秋でも3.5号が必要です。季節だけで号数を固定せず、見えているイカの大きさと、エギを追ってくる距離に合わせて替えます。
秋イカの成長に合わせた号数と、2.5号から3.5号へ替える時期は、こちらの記事も参考にしてください。
通年で使うなら3.5号を中心にする
3.5号は、遠投して広い範囲を探りたい時にも、春の親イカへしっかり見せたい時にも使えます。最初から2.5号、3号、4号を細かくそろえるより、3.5号のノーマルと沈む速さが違う1本を持つほうが、釣り場で沈み方の差がはっきりします。
ただし、エギの重量がロッドの適合範囲を超えないことが前提です。4号や重いディープタイプを使うなら、号数だけでなく自重まで見る必要があります。
春の大型や深場では4号まで使う
春の大型が沖にいる、深い場所で底を取り直したい、風でラインが大きくふける。そんな時は、4号や重めのタイプが頼りになります。
一方、春でも浅い藻場でイカへ長く見せたいなら、4号へ上げるより3.5号のシャローが合うこともあります。エギを大きくすることと、ゆっくり沈めることは別の調整です。
沈下速度は水深と潮に合わせる
同じ3.5号でも、ノーマル、シャロー、スーパーシャロー、ディープでは沈む速さがまったく違います。水深に合わないエギでは、なかなか底が取れなかったり、反対に藻へ触れ続けたりすることも。着底する前に、エギが手前まで寄ってしまう場合もあります。
浅場や藻場はシャローへ替える
水深が浅い、藻の上へエギを通したい、ノーマルだと底へ触れすぎる。この条件ではシャローやスーパーシャローを選びます。沈下を遅らせることで、エギを同じ層に長く置けます。
シャローでも風が強いとラインがふけ、エギが手前へ寄りやすくなります。そのため、水深だけでなく風の向きや潮の流れまで合わせて考えます。
春の浅場で使う沈下速度や、ノーマル・シャロー・スーパーシャローの違いは、こちらの記事も参考にしてください。
深場や速潮はディープへ替える
水深がある、潮でエギが流される、向かい風でラインが押し戻される。こうした場所ではディープタイプや重い号数を使い、狙う層まで早く届けます。
ただ、速く沈めればよいわけではありません。見るのは、着底後にシャクったエギがどれくらい浮き、次のフォールで再び底へ戻るか。根掛かりが増えるほど沈むなら、ノーマルへ一段戻します。
深場や速い潮で使うディープタイプの特徴と、現行モデルの違いは、こちらも参考にしてください。
タイプはノーマルを軸に動きの強さで替える
水深に合うノーマルタイプで底が取れたら、次はイカの追い方に合わせて動きを変えます。ゆっくりフォールで見せるのか、沖まで投げて広く探るのか、それとも動きを抑えて抱かせるのか。反応の違いで次のエギを選びます。
安定したフォールを優先するならエギ王 K
エギ王 Kの3.5号ベーシックは、シャクリ後も姿勢が崩れにくく、フォールでじっくり見せたい時に出番が多い1本です。
堤防や地磯で3.5号を中心に使い、フォール中の姿勢を安定させたい場面で出番があります。深場や速い潮で底が取りにくくなったら、同じシリーズのディープタイプや重い号数へ替えます。
- 3.5号のシルエットを保てる
- フォール姿勢を優先して見せられる
- 着底時間と潮の重さを最初の1投で比べられる
通常の水深や潮で、最初に投げる3.5号として出番が多いモデル。
強いダートで広く探るより、シャクリ後の姿勢を安定させてフォールで見せたい時に力を発揮します。
深場や速い潮で底が取りにくい日は、色ではなくディープタイプや重い号数へ替えると、狙う層まで届くようになります。
飛距離や波動を足して広く探るならez-Q キャスト プラス
風のある堤防で沖まで投げたいのに、ノーマルタイプでは届かない。そんな時は、飛距離を稼ぎながらダートとボディの波動で広く探れるタイプが役立ちます。
ez-Q キャスト プラスは3.0号と3.5号があり、浮力の高いボディでウェイトを持たせた設計です。遠投して広く探りたい時に向きますが、澄み潮でイカが追うだけなら、波動やダートを抑えたタイプへ替えると見せる時間を長く取れます。
- 飛距離を出して探る範囲を広げる
- ダートと波動を一度に足せる
- 反応が強すぎる時はノーマル系へ戻せる
風のある堤防で沖まで届かせたい時や、広い範囲をテンポよく探りたい時に出番があるタイプ。
浮力の高いボディに重さを持たせ、飛距離を稼ぎながらダートと波動でイカへ気づかせます。
後ろから追うだけで抱かない時は、安定フォール系か、動きを抑えた食わせタイプへ替えると反応の差が見えやすくなります。
大きく動かしすぎたくないならez-Q キャスト 喰わせ
足元まで追ってきても触らない、強くシャクると離れてしまう。そんな時は、動きを小さくしてエギを見せる時間を長く取ります。
ez-Q キャスト 喰わせは、パタパタフットとウェーブモーションボディで、ただ巻きや軽いシャクリにも変化を付けられるタイプです。大きく跳ねさせて寄せるより、同じ層を静かに通して抱く間を作りたい場面に合います。
- ただ巻きや軽いシャクリへ変えられる
- 強いダートを避けて同じ層を通せる
- 追うだけで抱かない時に動きを抑えられる
追ってくるのに抱かない時や、強いダートで距離を取られた時に使いたい食わせ寄りのタイプ。
パタパタフットとボディの波動が、派手に跳ねさせなくてもエギの存在を伝えます。
ただし、底が取れていない状態では動きだけを変えても届かないため、水深に合う沈み方を先に選ぶことが大切です。
3本をすべてそろえる必要はありません。まず安定フォール系を1本使い、届く範囲が足りなければキャストタイプ、追うのに抱かなければ食わせタイプを足すと、2本目の役割がはっきりします。
カラーは光量と水色から下地を選ぶ
カラーは、号数と沈下速度が合っている状態で最後に替えます。同じ色名でも外布、下地、発光の有無が違うため、背中の色だけで決めず、どの程度エギを目立たせたいかで選びます。
晴れた日中や澄み潮は金・ホロ・ナチュラル系
光が水中へ届く晴れた日は、金やホロと呼ばれる反射の強い下地、青や緑のナチュラル系から試します。エギの位置が分かり、ベイトの色へ寄せて違和感を抑えたい場面でも選ばれる色です。
反射が強すぎてイカが離れるなら、ホロの量を抑えた色や、透け感のあるケイムラ系へ下げます。
朝夕や濁りは赤・オレンジで輪郭を出す
光量が少ない朝夕や、濁りで水中の輪郭が消える日は、赤系の下地やオレンジの外布でエギの存在感を出します。目立たせるほどイカが離れる時は、外布の派手さを一段落とすとよいでしょう。
赤・金・ホロなど、エギの下地テープを見分けて条件別に選ぶ場合は、こちらも参考にしてください。
曇りの日中はケイムラ、夜や深場は夜光を候補にする
ケイムラは紫外線がある日中や曇りで、夜光は蓄光して暗い場所で存在感を出したい時に使います。どちらも「光る色」とひとまとめにせず、光を受けて発色するのか、蓄えた光を出すのかで分けて考えます。
ケイムラと夜光の違いや、使い分ける時間帯は、こちらの記事も参考にしてください。
常夜灯の有無や月明かりに合わせた夜のカラーは、こちらの記事も参考にしてください。
ティップランは岸釣りのエギ選びと分けて考える
ティップランでは、船の流れと水深に合わせてエギへウェイトを足し、底を取り直します。岸からキャストする3.5号の選び方を、そのまま船上の専用エギへ当てはめることはできません。
船宿の指定号数、追加シンカーの有無、船が流れる速さに合わせて、底が取れる重量を選びます。ティップランで使うエギの号数や重さは、こちらの記事も参考にしてください。
迷った時の交換順は号数から一つずつ
釣り場で迷ったら、次の順番で1項目だけ替えます。
- 3.5号のノーマルで、エギの位置と底までの時間を見る。
- イカが小さい、追う距離が短いなら2.5〜3号へ下げる。
- 底へ届かない、潮や風で流されるならディープか重い号数へ替える。
- 底へ触れすぎる、藻の上へ長く見せたいならシャローへ替える。
- 追うが抱かないなら、動きを弱めるタイプへ交換する。
- 光量や水色が変わった時に、下地や外布の色を替える。
エギは、目を引く色だけで選ぶと釣り場で替え時が分からなくなります。いまの場所で、エギをどの層へ何秒見せたいかを考え、その条件に合う号数と沈下速度から選びます。
号数・沈下速度・タイプが合ってからカラーを替えれば、交換後に何が変わったのかも分かりやすくなります。










