エギング用ギャフおすすめ4選!長さ・使い方・タモとの違いを解説
2026年08月08日

エギングでは、アオリイカを足元まで寄せてからが最後の勝負です。秋の小型ならラインを持って抜き上げられることもありますが、春の大型を高い堤防や磯から持ち上げるのは危険。身切れだけでなく、ライン切れやロッドの破損にもつながります。
そこで必要になるのが、伸縮する柄の先にイカ用のフックを備えたギャフです。タモ網より細く収納できるため、堤防や磯を歩きながら釣るエギングでも邪魔になりにくい道具。ただし、長さが足りなければ水面へ届かず、長すぎると先端を狙った位置へ動かしにくくなります。
初めて選ぶ方は、普段立つ場所から干潮時の水面までの距離を基準にすると選び間違いを防げます。低い護岸なら3m前後、高い堤防や磯なら5m前後が目安。持ち帰るならギャフ、傷を付けずにリリースするならタモ網と、取り込んだ後の扱いまで考えて選ぶことも大切です。この記事では、釣り場に合う長さの決め方から、安全な掛け方と使用後の手入れまで解説します。
この記事で分かること
- 堤防や磯で必要なギャフの長さ
- ギャフとタモ網を分ける場面
- 4製品の全長・仕舞寸法・重量の違い
- イカを傷めにくい掛け方と注意点
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エギングでギャフが必要になる場面

ギャフを用意したいのは、抜き上げるには重いアオリイカを、足場の高い場所から狙う時です。とくに春は1kgを超える大型が掛かる可能性があり、ドラグを使って無事に寄せても、最後の取り込みでラインが切れることがあります。
反対に、秋の小型を低い護岸から狙うだけなら、毎回ギャフが必要とは限りません。釣れるサイズと足場の高さを見て、抜き上げに不安がある場所へ持って行く。このくらいの考え方で十分です。
ギャフの利点は、タモ網よりも細く収納できること。荷物を背負って歩くランガンでは、背中から大きな網枠が張り出さないだけでも移動が楽になります。一方で、狙った位置へフックを掛ける操作が必要なので、初めて使う時や暗い釣り場では少し練習が必要です。
ギャフの長さは干潮時の水面に合わせる
ギャフの全長は、堤防そのものの高さではなく、立ち位置から水面までの距離で決めます。満潮時には届いても、干潮になると水面が1m以上下がる釣り場も珍しくありません。
いつも釣る場所が決まっているなら、潮位が低い時間帯の距離を基準にします。
目安は、低い護岸や漁港なら3m前後、中程度の堤防なら3.5〜4m前後、高い堤防や磯なら5m前後。水面までぎりぎりの長さではイカの位置へ先端を回せないため、距離より少し長いものを選びます。
ただし、長ければ便利というわけではありません。5m級は先端が遠くなるぶん重く感じやすく、風や波があると狙った場所へフックを入れにくくなります。
水面へ届く範囲で短いモデルを選ぶと、片手で支える負担を抑えられます。
全長と仕舞寸法は別に確認する
商品ページにある「全長」は、すべて伸ばした時の長さです。「仕舞寸法」は、縮めて持ち運ぶ時の長さを指します。
同じ3mのギャフでも、仕舞寸法が28cmのモデルと60cmを超えるモデルでは、バッグへ入れた時の収まりが大きく変わります。
釣り場を歩き回るなら、仕舞寸法は30〜40cm前後がひとつの目安。腰やバッグへ下げる場合は、カラビナやマグネット式のハンガーが付いているかも見ておきたいところです。
重さと安全カバーも見落とさない
ギャフはロッドを片手で持ちながら、もう片方の手で操作します。長さが同じなら、軽いモデルほど先端を動かす負担を抑えられます。
ただし、短く収納するモデルは継数が増えるため、重さだけでなく振り出しの滑らかさや先端の見え方も大切です。
フックがむき出しになると、ウェアやバッグだけでなく手を傷つける危険があります。持ち運ぶ時は、安全カバーが不用意に外れない構造が安心。磯や高い堤防では、カラビナや落下防止コードをバッグやベストにつないでおけば、取り込みの途中で海へ落とす事故も防げます。
夜釣りが多い方には、白やオレンジに塗られた先端も便利。暗い水面の上でもフックの位置を追いやすくなります。
ギャフとタモ網は持ち帰るかで使い分ける
ギャフはフックをイカの胴へ掛けるため、取り込んだ個体には傷が付きます。釣ったアオリイカを持ち帰るなら問題ありませんが、リリースする可能性がある時はタモ網を選んだほうがよいでしょう。
タモ網はイカを傷つけにくく、エギング以外の魚にも使えます。初めてランディングツールを買う方や、夜間に一人で取り込むことが多い方にもタモ網が無難です。
反対に、春の大型を持ち帰ることが決まっていて、磯や堤防を歩き回るなら、細く収納できるギャフが荷物を減らしてくれます。
タモ網の長さや枠の大きさも比べてから決めたい方は、こちらを参考にしてください。
エギング用ギャフおすすめ4製品
低い堤防で使う3m前後と、高い堤防や磯まで届く5m前後では、持った時の感覚が大きく変わります。普段通う釣り場に必要な長さを確保し、仕舞寸法と重さまで比べると、持ち歩きやすい1本を絞れます。
短く収納できるタイプ、片手でカバーを開けられるタイプ、高い足場へ届くロングタイプでは、得意な釣り場が異なります。初めてギャフを使うなら、先端カバーの開け方や携帯方法も選ぶ時の大事なポイントです。
低い堤防へ持って行く短尺ギャフ
- 仕舞28cmでバッグへ収まる
- 270gで歩く距離が長い場所でも負担を抑えられる
- 3m級で低い岸壁の水面へ届かせる
ヤマシタのエギ王ランディングギャフ305は、全長305cmながら仕舞寸法は28cm。
バッグへ収めて漁港を歩き回れるため、低い堤防で秋から春まで使う携帯用の1本として選べます。
270gと軽い反面、3mを超える足場では長さ不足。
普段の釣り場が低い護岸に限られ、道具を小さくまとめたい方に適したモデルです。
片手操作と標準的な堤防の高さを両立するギャフ
- 安全カバー付きで持ち歩ける
- 片手でカバーを開けて操作できる
- 3.5mで低〜中程度の堤防へ届かせる
プロックスのワンハンドスキッドギャフ OHSQ35は、片手で安全カバーを開き、そのまま振り出せる3.5mモデルです。
ロッドから手を離しにくい取り込みで、先端を出すまでの動作を減らせます。
仕舞寸法39cm、重量385gで携帯性との釣り合いも良好。
6本のフックが均等に開く状態へ整えておけば、掛ける瞬間も狙いを定められます。
収納性を保ったまま短い堤防で使うオートキング
- ワンプッシュで安全カバーを開けられる
- Mgハンガーで腰やバッグへ装着できる
- 3mで低い護岸の取り込みに使える
第一精工のオートキングギャフ CS300は、ボタンを押してカバーを開き、振り出すとフックが展開するモデルです。
仕舞寸法32cmで腰やバッグへ下げられ、内蔵ロープ付きのMgハンガーが落下を防ぎます。
重量は410gあるため、軽さだけならヤマシタが有利。
低い堤防で携帯から展開までを一つにまとめられ、取り込み直前に別のホルダーを外す手間がありません。
高い堤防や磯で水面までの距離を優先するロングギャフ
- 5m級で高い足場から水面へ届かせる
- 仕舞34.5cmで長さの割に携帯できる
- 先端カバーと視認性の高い穂先を備える
ダイワのエメラルダス ランディングギャフ510は、5.15mまで伸びる一方、収納時は34.5cmに縮まります。
高い堤防や磯でも先端を水面へ送りやすく、白いシャフトにオレンジの先端を合わせた配色は夜間の位置確認にも役立ちます。
重量は474g。
3m級では届かない釣り場へ通い、春の大型を持ち帰る方のロングモデルです。
ギャフはイカが水面で落ち着いてから伸ばす

大きなアオリイカを掛けると、早く取り込みたくなります。しかし、まだ走る力が残っているうちにギャフを近づけると、驚いたイカがもう一度潜り、エギのカンナが外れることもあります。まずはロッドを立てすぎず、ドラグを使いながら足元で泳がせてください。
イカが水面近くで横を向き、動きが落ち着いたらギャフを準備します。ロッドでイカの位置を保ちながら、ギャフの先端をゆっくり水面へ下ろす流れです。
- イカを足元へ寄せ、噴射や潜り込みが弱まるまで待つ
- エギとラインから離れた、胴の先端側へギャフを回す
- フックを胴へ掛け、イカの重さが乗ったことを確かめる
- シャフトを曲げず、イカが真下に来る位置から垂直に持ち上げる
足やエギの近くを狙うと、ギャフがカンナやラインへ触れてバラシにつながります。掛ける場所は、エギから離れた胴の先端側。うまく位置が作れない時は何度も突かず、イカを泳がせ直してからやり直します。
シャフトを横へ持ち上げない
ギャフの柄は、イカを掛けた状態で横へ持ち上げると大きく曲がります。シャフトをテコのように使うと継ぎ目へ負担が集中するため、掛けた後はイカを自分の真下へ寄せ、柄を垂直にしたまま引き上げてください。
波が高い日や、濡れた磯で水面をのぞき込む必要がある場所では、取り込みより自分の安全が優先です。届かない位置へ無理に腕を伸ばさず、長さのあるタモへ替えるか、足場を移してから取り込みます。
使用後は真水で洗って伸ばしたまま乾かす
ギャフには海水だけでなく、イカの墨やぬめりも付着します。そのまま収納するとフックがさびたり、振り出し部分に塩が残って固着したりするため、帰宅後は真水で洗い流しましょう。
洗った後はシャフトを伸ばし、水分が抜けるまで陰干しします。完全に乾いてから縮め、安全カバーを戻すのが基本。フックが開いていないか、先端が丸くなっていないかも次の釣行前に確認しておくと、取り込みの瞬間に慌てずに済みます。
普段の釣り場に届くギャフを選ぶ
初めてのギャフは、普段立つ場所から干潮時の水面まで届くことが第一条件です。低い護岸なら3m前後、高い堤防や磯なら5m前後。そこから仕舞寸法と重さを比べると、持ち歩ける1本が見えてきます。
秋の小型をリリースするならタモ網、春の大型を持ち帰るならギャフという使い分けも分かりやすいでしょう。実際に水面へ下ろす場面を想像し、片手で支えられる長さと重さを選んでください。
エギングを始める時に必要なロッドやライン、取り込み道具を一緒にそろえる場合は、こちらも参考にしてください。












