エギングの始め方!必要なタックルと最初の釣り方を解説

2026年08月06日

エギングの始め方!必要なタックルと最初の釣り方を解説

エギングは、エビや小魚に似せた「エギ」を投げ、沈めてからロッドで動かし、アオリイカに抱かせる釣りです。堤防や漁港から楽しめるため、海のルアー釣りが初めての方でも挑戦しやすいでしょう。

ただし、釣具店には長さや硬さの違うロッド、さまざまな番手のリール、太さの違うラインが並んでいます。組み合わせが合っていないと、エギを投げにくい、底まで沈んだか分からない、シャクリを繰り返すと腕が疲れるといった困りごとが出てきます。

堤防から始める一式なら、8.6ft前後のMLロッド、2500〜3000番のスピニングリール、PE0.6〜0.8号を150m、フロロカーボン2〜3号のリーダー、2.5〜3.5号のエギが目安です。まずはこの範囲でそろえ、狙う季節や釣り場に合わせてエギの大きさやラインの太さを調整します。

この記事で分かること

  • 最初に組む岸エギングタックルの基準
  • ロッド、リール、PE、リーダー、エギ、スナップの役割
  • 秋の堤防と春の大型・遠投で変える条件
  • 仕掛けを組んでから最初の一投までの流れ
  • ロッドやラインを兼用する時の注意点

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エギングに必要なタックルと道具

初めてエギングに挑戦するなら、足場が比較的安定した堤防や漁港が始めやすい場所です。足元の水深を見ながら沖へ投げられるため、エギを沈める、動かす、再び沈めるという一連の操作を覚えられます。

岸から使うタックルは、遠くへ投げられるだけでは足りません。2.5〜3.5号のエギをロッドの反発で投げ、底まで沈め、シャクリのあとにラインを張り過ぎず待てる組み合わせが必要です。

堤防からエギングを楽しむ様子

道具最初の基準役割
ロッド8.3〜8.6ft前後、ML2.5〜3.5号を投げ、シャクリとフォールを操作する
リール2500〜3000番、浅溝スプールPEを150m巻き、シャクリ後の糸ふけを回収する
PEライン0.6〜0.8号、150m軽いエギを投げ、ラインの変化を伝える
リーダーフロロ2〜3号、1〜2m岩や堤防の角からPEを守る
エギ2.5〜3.5号、沈下速度違いを2〜3本水深と風に合わせて沈む速さを変える
スナップエギ交換に対応した小型サイズ結び直さずエギを交換する

仕掛けは、リールに巻いたPEライン → リーダー → スナップ → エギの順につながります。ロッドにリールを取り付け、先端まで並ぶガイドへPEラインを通せば、釣りを始められる状態になります。

釣り場へ行く時は、タックルのほかにライフジャケット、ラインを切るハサミ、エギを外すプライヤーも必要です。足場が高い堤防や春の大型イカを狙う場所では、海面まで届くタモ網か、イカに掛けて引き上げるギャフも用意します。

釣り場と狙いエギロッド・PEの目安
秋の浅い港内で小型イカを狙う2.5〜3号ML・PE0.6号
堤防から広く探る3〜3.5号ML・PE0.6〜0.8号
春の大型、深場、強風を意識する3.5号Mも選択肢・PE0.8号

最初から春用と秋用を別々にそろえる必要はありません。8.6ft前後のMLとPE0.8号を150m巻けるリールを軸にすれば、エギの号数を変えながら多くの堤防に対応できます。

ロッドは8.6ft前後のMLから始める

エギングロッドを選ぶ時は、投げるエギの号数と、堤防のどこまで探りたいかを考えます。軽いエギを投げるにはロッドが曲がる柔らかさが必要ですが、柔らか過ぎると3.5号のエギをシャクった時に力が伝わりません。

8.6ftは約2.6m。堤防で振り切りやすく、沖へ投げたエギから足元まで操作しやすい長さです。MLはロッドの硬さを表し、Lより少し硬く、Mより曲がりやすい位置にあります。2.5号の軽いエギを投げながら、3.5号をシャクる力も残せます。

短いロッドは取り回しがよく、足場の低い港内で使いやすい反面、足元の障害物をかわしたり、遠くのラインを操作したりする場面では長さが足りないことがあります。反対に9ftを超える長いロッドは遠投に向きますが、狭い堤防では振り抜きにくく、シャクリの負担も増えます。

秋の小型イカから始めるならML、春の大型や藻場、強風時に3.5号を中心に投げるなら、MLより硬いMが候補です。購入前にロッドへ表示された対応エギ号数を見て、2.5〜3.5号が範囲に入っているか確認してください。

ロッドの長さや硬さをさらに詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。

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リールはPEを150m巻ける2500〜3000番を選ぶ

エギング用のリールは、PE0.6〜0.8号を150m巻けることと、シャクリのあとに出た糸ふけを回収しやすいことが大切です。2500〜3000番なら必要なPEを巻けて、8.6ft前後のロッドとも重さを合わせやすくなります。

リールの糸を巻く部分をスプールと呼びます。細いPEを巻くエギングでは、溝が浅い「シャロースプール」を選ぶと、かさ増し用の下巻きを少なくできます。商品ページの糸巻量を見て、使いたいPEが150m入るかを確認してください。

深い溝のスプールを使う場合は、ナイロンラインなどを先に巻いてからPEを重ねます。この下巻きで、PEの表面がスプールの縁から1〜2mmほど下に収まるように調整します。巻き過ぎるとキャスト時にラインがまとまって出やすく、少な過ぎると飛距離が落ちます。

ハンドル1回転で巻き取る長さが多いハイギアは、横風で膨らんだラインや沖のエギを素早く回収できます。一方、初めての1台はギア比だけにこだわらず、ハンドルを回した時の滑らかさや、ロッドへ取り付けて握った時に先端が重く感じないかも見てください。

エギング用リールの番手や、イカが強く引いた時に糸を送り出すドラグについては、次の記事も参考にしてください。

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PEラインは0.6〜0.8号を150m巻く

エギングの道糸には、細い繊維を編んだPEラインを使います。ナイロンラインより伸びが少なく、軽いエギを遠くへ投げやすいことが特徴です。エギが底へ着いてラインが止まる変化や、イカが触れてラインが動く様子も捉えやすくなります。

穏やかな港内で2.5〜3号を投げるなら0.6号、風がある堤防や藻の周りで3.5号を多用するなら0.8号が目安です。細い0.6号は軽いエギを投げやすく、0.8号は初めてでも傷みを確認しながら扱いやすい太さです。

**PEラインは150m巻きます。**ラインが途中で切れたり、傷んだ先端を切り詰めたりしても、そのまま釣りを続けやすい長さです。PEラインは岩や堤防の角との擦れに弱いため、先端にはフロロカーボンのリーダーを結びます。

PEラインの太さや編み数を詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。

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リーダーはフロロ2〜3号を1〜2mつなぐ

リーダーは、PEラインとエギの間に結ぶ1〜2mほどのラインです。フロロカーボンはPEより擦れに強く、堤防の角や海底の岩、藻へ触れた時にPEを守ります。

秋の港内なら2号、岩や藻が多い場所、春の大型、3.5号を中心に使う時は2.5〜3号が目安です。長さは1〜2mとし、結び目をリールまで巻き込まない程度に調整します。

PEとリーダーを結んだ部分をノットと呼びます。リーダーを太くすると結び目も大きくなり、キャスト時にロッドのガイドへ当たりやすくなります。結んだ後は両側を引いて滑らないことを確かめ、余った糸を短く切ります。

リーダーの太さや製品選びは、次の記事も参考にしてください。

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エギの号数と沈む速さを釣り場に合わせる

エギは同じような形に見えても、大きさ、沈む速さ、カラー、音が鳴るラトルの有無が製品ごとに違います。売り場で迷った時は、カラーより先に号数と沈む速さを見てください。

紫のエギを手に持って紹介する様子

秋の小型イカや浅い港内では2.5〜3号、堤防から沖の潮目や深場を狙う時は3〜3.5号が扱いやすい範囲です。初めて3本そろえるなら、3号の標準的な沈下速度を中心に、浅場でゆっくり沈むタイプと、風や深場で使う3.5号を加えると釣り場へ合わせやすくなります。

同じ3号でも、沈下速度は製品ごとに異なります。浅場で速く沈むエギを使うと海底へ触れる時間が長くなり、根掛かりが増えます。反対に深場でゆっくり沈むエギを使うと、狙う水深へ届くまでに時間がかかります。パッケージに書かれた沈下速度を見て、水深に合うものを選びましょう。

カラーは最初から何色もそろえる必要はありません。朝夕や濁りで見やすい明るい色、日中や澄み潮で違和感を抑えやすい自然色の2系統から始めます。色を変えても反応がない時は、号数や沈下速度を先に見直します。

PE、リーダー、スナップを順番につなぐ

岸エギングの仕掛けは、PEラインの先にリーダーを結び、リーダーの先へスナップを付けます。スナップは小さな金具で、結び直さずにエギを交換するための道具です。

仕掛けを組む順番は次のとおりです。

  1. リールへPEラインを150m巻く
  2. ロッドのガイドへPEラインを通す
  3. PEラインの先へ1〜2mのリーダーを結ぶ
  4. リーダーの先へスナップを結ぶ
  5. スナップへエギを取り付ける

スナップは、エギの先端にあるアイへ無理なく通り、開閉しても緩まない小型サイズを使います。大き過ぎるものは水中でエギの姿勢を崩すことがあります。

釣り場へ着いてから慌てないように、PEとリーダーは自宅で結んでおくと安心です。結び目の両側をゆっくり引き、滑らないことを確かめてから余った糸を切ります。

最初の釣り方は着底、シャクリ、フォールの順で覚える

タックルを組んだら、エギを投げて海底まで沈め、シャクリとフォールを繰り返します。シャクリはエギを跳ねさせる操作、フォールはエギを沈めてイカが抱く時間を作る操作です。

最初の一投は、次の順番で動かします。

  1. 周囲を見てエギを投げる
  2. 着水後に余分なラインを巻き取る
  3. ラインが止まるまでエギを沈める
  4. ロッドを短く2回動かす
  5. ロッドを下げ、再びエギを沈める

エギが海底へ着くことを着底と呼びます。着底までの時間は水深とエギの沈下速度で変わるため、毎回同じ秒数を待つのではなく、海面へ入っていくラインが止まる瞬間を見ます。風でラインが横へ膨らんだ時は、張り切らない程度に余分な糸だけを巻き取ります。

シャクリのあとは、エギを止めてイカが追いつく時間を作ります。ラインを張り過ぎるとエギが手前へ動き続け、緩め過ぎるとアタリの変化が分かりません。竿先を下げ、ラインが張り切らない状態で次の変化を待ちます。

初めてのタックル選びで注意したいこと

道具をそろえる時は、次の3点に注意します。

  • 硬過ぎるロッドで軽いエギが投げにくくなる 3.5号を遠投したいからといって硬いロッドを選ぶと、2.5号の軽いエギを投げる時にロッドが曲がらず、飛距離を出しにくくなります。秋の小型中心ならML、春の大型や速い潮を優先するならMを選びます。

  • PEを巻き過ぎてキャスト時に膨らむ スプールの縁までPEを満タンにすると、キャスト直後にラインがまとまって出ることがあります。下巻きを調整し、縁から数mm下で止めてください。巻き直す前に、釣行で使うリーダーとノットの太さも確認します。

  • 兼用を優先してエギを操作しにくくなる ライトショアジギングやティップランと兼用したくなる場合がありますが、ロッドの長さ、エギの重さ、船上での操作は岸エギングと別条件です。まず岸用の一式を使い、兼用するならどの条件を残すかを決めます。

ロッド・仕掛け・安全装備をそろえる

堤防から始めるなら、8.6ft前後のMLロッド、2500〜3000番のスピニングリール、PE0.6〜0.8号を150m、フロロ2〜3号のリーダー、2.5〜3.5号のエギを用意します。リーダーとスナップまで自宅で結んでおけば、釣り場ではエギを取り付けるだけです。

タックルに加えて、ライフジャケット、ハサミ、プライヤー、タオルもバッグへ入れます。足場が高い場所では、海面まで届く長さのタモ網やギャフも忘れずに用意してください。

秋の浅い港内なら2.5〜3号、春の大型や深場では3.5号が中心になります。最初から道具をすべて買い替える必要はなく、釣り場が変わった時はエギの号数を見直し、それでも扱いにくい場合にロッドやPEを調整します。