EZノッターは自作できる?FGノット補助具の材料と使い方

2026年10月08日

EZノッターは自作できる?FGノット補助具の材料と使い方

FGノットを結ぶ時、指へPEラインを巻いて張り続けるのが難しければ、ラインの両端を留める簡易ノッターが使えます。

簡易ノッターはFGノットを自動で結ぶ機械ではありません。PEラインの張りを保ち、リーダーを交互に通しやすくする補助具です。

この記事では、実際に使った弓形の簡易ノッターをもとに、形と材料、ラインの留め方、自作する前に知っておきたい点を解説します。

この記事で分かること

  • EZノッターがFGノットを組みやすくする仕組み
  • 簡易ノッターを作る時に必要な部材
  • 自作と市販品のどちらが合うか

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EZノッターはPEラインの張りを保つ道具

ステンレス棒とOリングで作られた弓形の簡易EZノッター

FGノットは、張ったPEラインへリーダーを交互に巻き付けて編み込みます。

指だけで結ぶ場合は、PEラインを指へ掛けたまま張力を保たなければなりません。簡易ノッターは、この指の代わりにPEラインの両端を保持します。

弓形の本体がわずかにしなることでPEの張りが残り、両手をリーダーの操作へ使えるのが利点です。

ノッターを使ってもFGノットの構造は同じ

補助具を使っても、PEラインへリーダーを交互に通し、編み込みを締め、ハーフヒッチで仕上げる流れは変わりません。

結び方に慣れていないなら、太めのラインで編み込みの順番を練習してから、普段使うPEラインで結んでみましょう。

自作ノッターはしなる棒と2個のOリングで形になる

手元で使った簡易ノッターは、弓形に曲げたステンレス棒の両端へOリングを付け、ねじで固定した構造でした。

部材役割選ぶ時に見る点
ステンレス棒本体をしならせてPEへ張りを与える曲げた時に戻る弾性、切断後の端面
Oリング2個PEラインの両端を挟む使用ラインを滑らず保持できるか
固定ねじOリングを本体へ留める緩みなく固定できるか

手元の個体には約1mmのステンレス棒が使われていました。ただし、これはその個体の寸法であり、使用するPEやリーダーの太さ、全体の長さによって必要なしなり方は変わります。

OリングはPEを傷めず保持できるものを使う

PEラインを強く挟みすぎると、外した時に毛羽立ちや折れ癖が残ります。反対に保持が弱いと、編み込みの途中でラインが抜けます。

使う前に不要なラインを挟み、軽く引いても抜けず、外した後に傷が残らない位置まで固定ねじを調整します。

太いリーダーには本体と保持部の余裕が要る

旧記事で使った簡易ノッターはアジング・エギング向けの細糸用で、8号リーダーはOリングへ保持できる限界に近い太さでした。

ライトゲーム用の小型ノッターを青物用ラインへそのまま流用すると、保持部へ収まらないことがあります。太いリーダーを使うなら、対応範囲が明記された市販品から使用ラインに合うものを選べます。

金属棒を加工するなら切断面を残さない

ステンレス棒を切った直後は端が鋭く、ラインや指を傷めるおそれがあります。切断や曲げ加工をする時は保護眼鏡と手袋を着け、加工後は端面の角を落としてからOリングを取り付けます。

本体を曲げる時は、一度に強く折らず、左右のOリングへ同じ程度の張りが掛かる形へ少しずつ調整します。

完成後すぐに釣り場へ持ち出さず、不要なPEラインで次の点を見ます。

  • OリングからPEが抜けない
  • 本体をしならせても固定ねじが緩まない
  • 金属の端やねじへPEが触れない
  • 外したPEに毛羽立ちや潰れが残らない

ノッターがラインを保持できても、結び目の強度まで保証されるわけではありません。FGノットを組み終えたら、ラインを切る前に両側を引き、編み込みのずれや抜けがないことを確かめます。

簡易EZノッターでFGノットを組む流れ

1. PEラインを両端のOリングへ留める

PEラインを左右のOリングへ挟み、本体が軽くしなる程度に張ります。ラインが挟みにくい時は、固定ねじを少し緩めて隙間を作り、挟んだ後に締め直します。

強く張りすぎる必要はありません。編み込み中にPEラインがたるまず、リーダーを通した時に位置が動かない程度で十分です。

2. 張ったPEへリーダーを交互に通す

ノッターを片手で支え、もう片方の手でリーダーを左右交互に通します。

編み込みが重ならないように並べ、数回ごとにリーダー側を引いて密着させます。回数と仕上げ方は、使用するラインに合わせて公式のFGノット手順へそろえます。

3. 編み込みを締めてハーフヒッチで仕上げる

必要な回数を編んだら、PE本線とリーダーを引いて編み込みを締めます。その後、ハーフヒッチを行い、余分なリーダーとPEを処理します。

最後に結び目を強く引き、編み込みが動かなければ完了です。

自作と市販品は材料の手持ちで決める

簡易ノッターの構造は複雑ではありませんが、部材を一式そろえるとOリングやねじが余りやすく、金属棒を切断・曲げ加工する道具も必要です。

すでに材料と工具を持っていて、自分が使うラインへ保持力を合わせたいなら自作の利点があります。1個だけ必要で、加工道具を持っていない場合は、市販品の方が手間を減らせます。

第一精工 ノットアシスト2.0

第一精工のノットアシスト2.0は、PE0.3〜6号、リーダー3〜70lbに対応する折り畳み式です。ライトゲームから近海の青物まで、対応範囲を見て選びたい時に使えます。

左右のアームへラインを掛けるため、自作品のようにOリングの締め具合を調整する必要がありません。アームは折り畳んで収納できます。

Gear-Lab EZ Knotter

Gear-LabのEZ Knotterは弓形の本体を使う製品で、Lightは6〜25lb、Heavyは25〜200lbに対応します。公式通販では調査時点でSOLD OUT表示のため、在庫は購入前に販売ページで見てください。

青物用の太いリーダーを使う場合は、ライトゲーム向けの簡易自作品で保持部を大きくするより、Heavyの対応範囲を基準にできます。

EZノッターの自作は加工の手間まで含めて考える

EZノッターは、しなる本体の両端へPEラインを留める形なら自作できます。

ただし、必要なのはステンレス棒とOリングの代金だけではありません。金属棒を切る道具、曲げる作業、切断面を整える手間まで含まれます。

手元に材料と工具があるなら、普段使う細糸へ保持力を合わせて作る。1個だけ使いたい場合や、太いリーダーまで使う場合は、対応範囲が明記された市販品を選ぶ。この基準なら、安さだけで作り始めて部材を余らせずに済みます。

指だけでFGノットを結べる人も、風のある釣り場や手元が安定しない場面に備えて補助具を一つ持っておくと、PEの張りを保ったまま結び直せます。