カワハギリールの選び方 小型両軸の軽さ・ギア比・カウンターを解説
2026年09月10日

船カワハギは、仕掛けを着底させ、誘い、エサを確認してまた落とす動作を一日中繰り返す釣り。リールに求めるのは大きな巻き上げ力より、手の中で収まり、クラッチとハンドルを迷わず動かせる小型両軸。
最初に決めるのは、予約した船のPE号数と必要な長さ。船宿に指定がなければPE0.8〜1号を基準にし、オマツリ対策で指定がある日はそちらを優先する。
この記事では、カワハギ用の小型両軸を、PEの巻き量、重さ、巻き取り長さ、カウンターの有無で分けます。乗る船と竿を持つ手が決まれば、購入する型番を決められるでしょう。
この記事で分かること
- 船宿指定に合うPEの巻き量
- 手首へ掛かる重さとギア比の違い
- カウンターを使う場面
- 小型両軸6機種の使い分け
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船宿指定のPE号数が収まる小型両軸から選ぶ

カワハギは船べりの真下へ仕掛けを落とす釣りなので、小型両軸なら、糸の出方と着底を親指で管理できます。
船宿から「PE1号200m」のような指定が出ている場合は、リールの糸巻量表で同じ号数・長さの行に合わせます。糸巻量はラインの実径や巻く時のテンションでも前後するため、近い号数だけで決めず、予約先の指定を満たす型番から選びます。
PEの号数とリーダーの組み方を詰めるなら、カワハギ用PEラインの記事を参考にしてください。
指定がなければPE0.8〜1号を基準にして船宿へ聞く
初回で指定が分からないなら、PE0.8〜1号を巻く予定だと船宿へ伝えます。自分だけ極端に細い、または太い道糸にすると、潮を受ける量が隣と変わり、オマツリの原因になります。
糸巻量が大きくても、太いPEを巻いてよいとは限りません。リールの選定は、船宿の指定を聞いてから始めます。
リールの番手より先に、船宿指定のPE号数と必要な長さを聞きます。
右巻き・左巻きは竿を持つ手で決める
竿を右手で支えて左手でハンドルを回す人は左巻き、竿を左手で支える人は右巻きが自然です。家で竿へ付け、クラッチを切る・ハンドルを一回転させる動きを左右で試す。違和感が少ない側なら、投入後の操作もそろいます。
一日誘い続けるなら重さ、手返しなら巻き取り長さで決める

カワハギは、底で止めて小さく誘い、エサだけ取られたら仕掛けを上げて確認します。数字の大きな番手より、ロッドへ付けた時の重さと、ハンドル一回転でどれだけ仕掛けを回収できるかが使い心地を左右します。
170g台と190g台では一日の持ち感が変わる
竿を持ち上げるたび、リールの重さは手首へ掛かります。誘いを続ける釣りでは、同じ形でも175gと195gでは後半の疲れ方が変わります。
ただし、軽さだけで決めると必要なPEが収まらなかったり、使いたいハンドル形状と合わなかったりします。まず指定糸が入る機種まで絞り、その中から軽いモデルを選びます。
指定のPEが入る機種へ絞ってから、竿と合わせた重さで決めます。
速く回収したいならハイギア、巻きの重さが気になるなら標準ギア
エサを確認するために仕掛けを上げる回数が多い日は、ハンドル一回転の巻き取り長さが長いモデルだと、回収にかかる回転数を抑えられます。
一方で、潮が速い日や重めのオモリを使う日には、速いギアが常に楽とは限りません。最初の一台なら、巻き取り長さが極端でないモデルでも困りにくく、次の買い替えで釣り方に合わせて速さを足します。
仕掛けを上げる回数が多いなら巻き取り長さ、巻きの重さを抑えるなら標準ギアを優先します。
水深を再現したい日だけカウンター付きへ替える
カウンター付きリールは、仕掛けを落とした距離を数字で記録する道具です。船長の指示ダナへ合わせ直す、反応が出た深さへ戻す時に使います。
ただし、表示だけで底は決めません。潮の角度や糸ふけでズレるため、竿先と手元でオモリの着底感を確かめます。初回は、軽さと予算を優先して非カウンターの小型両軸から始める選択肢になる。
カウンターは底取りの代わりではなく、投入距離を再現するための補助です。
初めての1台は非カウンターの小型両軸から選ぶ
年に数回の船カワハギで、まず着底と回収の操作を覚えるなら、1万円前後の非カウンター機から始められます。
どちらもPE1.5号200mを収められますが、フネX 100H・100HLは68cmの巻き取り、ゲンプウXT 150は67cmの標準ギア。大きな機能差で迷う2台ではなく、予算と手に収まる形、右巻き・左巻きの在庫で決める組み合わせです。
カウンターなしで着底と回収の手順に集中するならダイワ フネX 100H・100HL
- 自重190gの小型両軸
- ギア比6.8・巻き取り長さ68cm
- PE1.5号200m・2号150m
PE1.5号200mを指定する船で、年に数回のカワハギ釣りから始めるなら、190gの小型ボディと100mmハンドルを備えたこの非カウンター機で購入費を抑えられます。
クラッチを切って着底を取り、エサを確認して回収する基本動作へ集中したい時の一台で、右巻きは100H、左巻きは100HLを選びます。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 190g
- ギア比
- 6.8
- 巻き取り長さ
- 68cm
- PE糸巻量
- 1.5号200m・2号150m
- ハンドル長
- 100mm
底で止める誘いを標準ギアで続けるならシマノ ゲンプウXT 150
- 自重195gの小型両軸
- ギア比6.3・巻き取り長さ67cm
- PE1.5号200m・2号150m
PE1.5号200mを指定する船で、カワハギ以外の小物釣りにも回すなら、195gの150サイズとギア比6.3の組み合わせが無理のない入口になります。
底で小さく誘った後もダブルハンドルをつかみ直しやすく、67cmずつ落ち着いて仕掛けを上げられるため、速さより操作の素直さと購入費を優先する人に提案する一台です。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 195g
- ギア比
- 6.3
- 巻き取り長さ
- 67cm
- PE糸巻量
- 1.5号200m・2号150m
- ハンドル長
- 55mm
カウンターを手頃に追加するならBBとライトゲームX ICで分ける
船長が底から数m上の指示を出す船や、反応があった投入距離へ戻したい日は、カウンター付きが役立ちます。
カワハギ中心でPE1.5号200mが収まればバルケッタBB、アジやタチウオなどにも流用して糸巻量を広く取りたいならライトゲームX ICという分け方です。
指示ダナと反応の出た距離を記録するならシマノ バルケッタ BB 150DH-HG
- 自重220g・LEDバックライト付きカウンター
- ギア比7.0・巻き取り長さ70cm
- PE1.5号200m・2号150m
船長から底上の指示が出る釣り場で、カワハギとほかのライト船を一台で回したいなら、PE1.5号200mを収めるカウンター機が役立ちます。
表示へ投入距離を残して反応が出た深さへ戻り、70cmずつ仕掛けを回収できるため、220gの重さより水深の再現を優先する時に選ぶモデルです。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 220g
- ギア比
- 7.0
- 巻き取り長さ
- 70cm
- PE糸巻量
- 1.5号200m・2号150m
- ハンドル長
- 55mm
カワハギ以外の船釣りにも使うならダイワ ライトゲームX IC 150-DH
- 自重230g・ICカウンター付き
- ギア比6.3・巻き取り長さ69cm
- PE1号400m・1.5号250m・2号200m
カワハギからアジ、タチウオまで水深の違う船釣りへ流用するなら、PE1.5号250mまで収まる150サイズとICカウンターを一台にまとめられます。
下巻き用エコノマイザーで細い道糸の量も調整できるため、230gの軽さではなく、糸巻量と対象魚を広く取って購入台数を減らしたい人向けです。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 230g
- ギア比
- 6.3
- 巻き取り長さ
- 69cm
- PE糸巻量
- 1号400m・1.5号250m・2号200m
- ハンドル長
- 100mm
上位機は軽さか投入距離の再現で選ぶ
予算を掛けるなら、高価な方をそのまま選ぶのではなく、誘い続ける軽さとカウンター機能のどちらを取るか決めます。
アドミラA 150Hは175gの非カウンター機、バルケッタ プレミアム150DHXGは220gで巻上距離アラームを備えるカウンター機。欲しい機能が反対なので、価格だけでは入れ替わりません。
誘いの回数を落とさず回収を速めるならダイワ アドミラA 150H
- 自重175gの軽量150サイズ
- ギア比7.1・巻き取り長さ71cm
- 110mmハンドル・PE1.5号200m
PE1.5号200mを指定する船で、朝から納竿まで手持ちで誘うなら、175gの軽さと110mmハンドルが手首の負担を抑えます。
71cmの巻き取りでエサを取られた後の回収も急げる非カウンター機ですが、PE1号以下は糸がスプール両端へ偏る場合があるため、細PE中心なら100サイズを優先します。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 175g
- ギア比
- 7.1
- 巻き取り長さ
- 71cm
- PE糸巻量
- 1.5号200m・2号150m
- ハンドル長
- 110mm
回収距離を音でも取りたいならバルケッタ プレミアム 150DHXG
- カウンター・巻上距離アラーム
- ギア比8.1・巻き取り長さ81cm
- PE1.5号200m・60mmダブルハンドル
船長が細かく指示ダナを変える日や、反応が出た投入距離へ何度も戻す釣りなら、カウンターと巻上距離アラームへ予算を掛ける意味があります。
81cmの巻き取りでエサの付け直しまでの時間も詰められる一方、自重は220gあるため、一日誘う軽さだけを求めるならアドミラA 150Hを選びます。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 220g
- ギア比
- 8.1
- 巻き取り長さ
- 81cm
- PE糸巻量
- 1.5号200m
- ハンドル長
- 60mm
型番ごとのPE糸巻量で購入する1台を絞る

同じリールでも100番と150番、右巻きと左巻きで糸巻量が異なる場合があります。商品ページでは購入する型番の仕様欄を開き、船宿指定のPE号数が必要な長さまで収まるものに絞ります。
細いPEを巻く場合は、スプールへ下巻きが必要になることもあります。使うPEの号数と長さを釣具店へ伝えれば、下巻きを含めた状態で用意してもらえます。
購入する型番まで選び、PEの号数と糸巻量を合わせることが大切です。
船宿のPE指定と利き手が決まってから型番を選ぶ
カワハギ用リールは、船宿のPE指定が必要な長さまで収まる小型両軸が前提です。指定がなければPE0.8〜1号を目安に船宿へ聞き、その後に重さ、巻き取り長さ、カウンターの有無を決めます。
初回はカウンターより、クラッチを切り、着底を取り、エサを確認して仕掛けを回収する一連の操作に慣れる方が先です。軽さを優先したいなら170g台、反応の出た距離を再現したいならカウンター付きへ進むと、買う理由がはっきりします。
船へ持ち込む仕掛け、替え針、指定オモリまでそろえる場合は、船カワハギの持ち物の記事を参考にしてください。








