穴釣りロッド5本を用途別に紹介 テトラ・堤防際の選び方も解説
2026年09月22日

テトラのすぐ下へ落とす穴釣りでは、長い竿ほど広く探れるとは限りません。竿先を穴へ差し込めなければ仕掛けが壁に当たり、魚が掛かった直後に竿を立てる空間もなくなるからです。
基準は、足元中心なら90〜110cm、少し奥の穴や高い堤防際まで届かせるなら120〜150cm。使うブラクリの号数と、穴釣り専用か堤防釣り兼用かを重ねると、持ち込む1本が決まります。
この記事では、穴釣りロッド5本を釣り場と用途に分けて紹介します。
この記事で分かること
- 90cm、110cm、150cmを使う釣り場の違い
- 硬さの表記より錘負荷を確認する理由
- 専用ロッドとリール付きセットの選び分け
- ベイト・スピニングとラインの合わせ方
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穴釣りロッドは穴までの距離と錘負荷で選ぶ

穴釣り専用ロッドを1本選ぶなら、1.1m前後・錘負荷2〜10号前後が基準です。
テトラのすぐ下へ竿先を入れやすく、堤防際や手前の敷石まで届く長さがあります。
魚を掛けたら、引きを長く楽しむより根へ戻る前に浮かせる釣りです。竿先の食い込みだけでなく、胴から手元にかけて力を受け止められるかも見ます。
足元のテトラは90〜110cmで動きを小さくする
穴が足元に集まる釣り場では、90〜110cmなら竿先を大きく振らずに次の穴へ移せます。
90cmは体の近くにある穴へ竿先が入り、掛けた直後に竿を立てる動作も小さく済みます。110cmは一段先へ届き、テトラと堤防際を同じ1本で探せます。
70cm級は近い穴だけを細かく撃つ竿です。届く範囲が狭いため、初めての1本では90〜110cmのほうが釣り場を限定しません。
少し奥の穴や高い足場は120〜150cmを選ぶ
足元から一段先の隙間へ仕掛けを入れるなら、120〜150cmへ長くします。
竿を長くするのは遠投のためではなく、立つ位置から穴まで離れている時です。
ダイワ 穴釣り専科にはM110、M130、M150があり、長くなるほど届く範囲が広がります。同じシリーズでもM110は78g、M150は100gなので、長さを増やしても極端に重くはなりません。
ただし、狭いテトラで1.5mを振り回すと、穂先を石へ当てやすくなります。遠くへ投げるためではなく、足場と穴の間に距離がある時だけ長くします。
硬さの記号より使うオモリの号数を見る
メーカーごとにMやHの基準は同じではありません。
普段使うブラクリが3〜8号なら錘負荷2〜10号前後、潮や水深に合わせて10号以上を使うなら対応上限が20号、40号の強いモデルを選びます。
軽い仕掛けに40号対応の硬い竿を合わせると、竿先の変化を読み取りにくくなります。反対に10号を超える仕掛けを軽量ロッドへ掛けると、竿の適合範囲を外れます。
専用ロッドは根魚を止める力、兼用竿は使える釣りの広さで選ぶ
穴釣り専用ロッドは、短い全長とグラスソリッド穂先を組み合わせた製品が中心です。狭い場所でも竿先が穴の上まで届き、穂先の動きでアタリを拾いながら、掛けた魚を根から離せます。
5ft台のリール付きセットは、サビキ、ちょい投げ、ライトゲームにも使えます。足場の良い堤防で小型根魚を狙い、釣り方を途中で変える日には道具を減らせますが、テトラの近い穴へ差し込むには長く、強い魚をすぐ浮かせる専用竿とは役割が違います。
穴釣りロッド5本を用途別に紹介
足元と堤防際を1本で探るならダイワ 穴釣り専科 M110、10号以上のオモリを使って掛けた魚を強く止めるならプロマリン テトラ大物EX 90Hが候補です。
価格を抑えた短竿、家族で使う軽量セット、穴釣り以外にも回す堤防用セットまで、役割が重ならない5本に絞りました。
穴釣りロッド5本
長さ・錘負荷・用途から選ぶ
- グラスソリッド穂先でアタリを目で追える
- スピニング・両軸の両方を装着できる
- 穂先を元竿へ収納して持ち運べる
穴釣り専科 M110は、近いテトラ穴へ差し込める短さと、堤防際まで届く長さを両立した専用ロッドです。
2〜10号の錘に対応し、軽いブラクリで底を取りながら穂先の変化を追える設定。
グラスソリッド部だけを交換でき、移動時は穂先を元竿へ収められるため、穴を移動する回数が多い釣りでも先端を守れます。
90cmでは届かない穴がある人、150cmでは石に当てそうな人の基準になる1本です。
- 90cmで体の近くの穴へ竿先が入る
- 10〜40号の重い仕掛けに対応する
- 両軸ベイト専用で真下へ素早く落とせる
テトラ大物EX 90Hは、軽いブラクリの繊細さより、重い仕掛けと引き上げる力を優先した90cmのベイトロッドです。
10〜40号まで背負えるため、水深や潮でオモリを上げたい場所でも竿の範囲を外しにくく、掛けた直後に竿を起こして根から離せます。
小型カサゴの小さな変化を細かく取る釣りには硬すぎる設定。
良型狙いと重い仕掛けに用途を絞る1本で、販売店によって在庫限りの表示がある点は購入前の確認が必要です。
詳しいスペックを見る
- モデル
- 90H
- 全長
- 0.90m
- 継数
- 2本
- 仕舞寸法
- 57cm
- 自重
- 145g
- 先径/元径
- 1.6/17.8mm
- 適合錘
- 10〜40号
- カーボン率
- 5%
- リール
- 両軸ベイト
出典: フィッシングマックス掲載スペック
- 1.15mのワンピース短竿
- 両軸・スピニングの両方を装着できる
- 3〜15号で軽量ブラクリから一段重い仕掛けまで使える
PG プリズムテトラ 110Yは、3〜15号のブラクリを使える1.15mのワンピース竿です。
両軸とスピニングの両方を取り付けられ、手元にある小型リールから始められる構成。
継ぎ目がなく準備は早い一方、仕舞寸法も1.15mのままです。
電車釣行や小さなバッグへ収める用途ではなく、車で堤防へ運び、購入費を仕掛けや予備オモリへ回したい時に役割があります。
詳しいスペックを見る
- モデル
- 110Y
- 全長
- 1.15m
- 継数
- 1本
- 仕舞寸法
- 115cm
- 自重
- 130g
- 先径/元径
- 1.8/10.1mm
- 適合錘
- 3〜15号
- 構造
- ショートソリッド
- リール
- 両軸・スピニング対応
出典: FTO掲載スペック
ダイワ(DAIWA) マイクロコンボタックルセット MC 750X3lbUL 111
こんな人におすすめ
足場の良い堤防で、小型根魚や軽いルアー釣りを同じセットで楽しみたい人。
- ロッドと糸付きスピニングリールがそろう
- 0.8〜5gの軽い仕掛けを扱える
- 1.11mで竿先を足元へ寄せられる
MC 750X 3lb UL 111は、75gのULロッドと750番スピニングリールを組み合わせた軽量セットです。
1.11mの竿で足元へ仕掛けを落とし、0.8〜5gの軽い仕掛けや小型ルアーへ切り替える使い方。
付属する3lbラインと柔らかいULロッドは、荒いテトラで良型を止める組み合わせではありません。
柵のある海釣り公園や足場の平らな堤防で、小型のカサゴと小物釣りを家族で楽しむ用途に絞ります。
詳しいスペックを見る
- モデル
- MC 750X 3lb UL 111
- 全長
- 1.11m
- 継数
- 1本
- ロッド自重
- 75g
- ルアー重量
- 0.8〜5g
- リール
- 750番スピニング
- 付属糸
- ナイロン3lb 150m
- 最大ドラグ力
- 3kg
出典: 釣具のポイント掲載スペック
- 糸付きスピニングリールと専用ケースが付属する
- 仕舞49cmの振出竿で持ち運べる
- 堤防のエサ釣りとライトゲームに回せる
ブエナビスタコンボ S56Lは、ロッド、糸付き1000番リール、専用ケースがそろう堤防釣り用セットです。
仕舞寸法49cmまで縮まり、穴釣りの後にサビキやちょい投げへ移る日でも道具を増やさずに済みます。
全長1.68m、錘負荷1〜5号なので、近いテトラ穴へ差し込む専用竿とは別の役割。
足場の良い堤防で軽いブラクリを使い、ほかの釣りにも同じセットを回す人が選ぶ1本です。
詳しいスペックを見る
- モデル
- S56L
- 全長
- 1.68m
- 継数
- 5本
- 仕舞寸法
- 49cm
- ロッド自重
- 92g
- 錘負荷
- 1〜5号
- 適合ナイロン
- 2〜8lb
- リール
- 1000番・ナイロン1.5号130m付き
- 付属品
- 専用ケース
出典: シマノ製品情報
専用ロッドと兼用セットは釣り場で役割が変わる

専用ロッドと兼用セットの差は、穴釣りができるかどうかではありません。近い穴へ竿先を入れ、魚が掛かった直後にどれだけ早く根から離せるかが変わります。
荒いテトラは1m前後の専用ロッドを使う
テトラの隙間が狭く、ラインが石へ触れやすい場所では、ダイワ 穴釣り専科 M110のような1m前後の専用ロッドを使います。
ラインが石の角へ触れる距離を短くし、魚が穴へ戻る前に竿を起こせる長さです。
竿先を穴の上まで持っていけるため、ラインがテトラの角へ斜めに触れる距離を短くできます。3〜8号前後のブラクリを使うならM110、10号以上へ上げる日が多いならテトラ大物EX 90Hという分け方です。
柵のある堤防は長さのある兼用竿が届きやすい
海釣り公園の柵や高い護岸では、90cmの竿を使うと仕掛けが壁へ寄りすぎることがあります。
近い穴へ差し込む必要がなければ、1.68mのブエナビスタコンボが壁際まで届きます。穴釣り以外の仕掛けにも回せるため、家族分の道具を少なくしたい日にも使えます。
持ち運びは継数と仕舞寸法まで見る
同じ1m前後でも、ワンピースのPG プリズムテトラ110Yは仕舞寸法が1.15m、3本継ぎの穴釣り専科 M110は63cmです。
車の荷室へ横置きできるならワンピースでも困りません。電車、自転車、リュックで運ぶなら、竿の全長ではなく収納した時の寸法が移動を左右します。
穴釣りロッドはリール・ライン・ブラクリまで合わせる
竿だけを強くしても、細いラインや軽すぎる仕掛けを組み合わせると、狙った穴まで落ちなかったり、掛けた魚を止められなかったりします。
真下へ落とす回数が多いならベイトリール
ベイトリールはクラッチ操作で仕掛けを真下へ落とし、着底した位置で糸を止められます。
穴を移るたびにラインを出し直すテトラ帯では、90〜110cmのベイト対応ロッドと組み合わせると手返しが速くなります。キャストはせず、足元へ落とす用途に絞ります。
堤防釣りへ回すならスピニングリール
スピニングリールは、壁際の穴だけでなく、敷石の先や近距離のちょい投げにも仕掛けを送れます。
穴釣り専科 M110は両軸とスピニングの両方に対応します。釣り方が穴釣りだけに決まっていなければスピニング、足元の穴を数多く探るなら小型ベイトという決め方です。
ラインは根ズレに備え、仕掛けは底が分かる重さにする
テトラではラインが石へ触れるため、細い糸で距離を出す釣りとは考え方が違います。
ナイロンやフロロなら3〜5号前後を基準にし、魚の大きさと根の荒さで太くします。PEラインを使う場合も先端へ太めのフロロリーダーを入れ、傷が付いた部分は結び直します。
ブラクリは、底へ着いた感触が分かる範囲で軽くします。浅く潮が緩い場所は3〜5号、水深や流れで底を見失うなら6〜10号へ上げ、ロッドの錘負荷を超えない範囲で調整します。
仕掛け、エサ、穴へ落としたあとの動かし方は、穴釣りの釣り方の記事を参考にしてください。
穴釣りロッドは1.1m前後を基準に釣り場で長さを変える
足元のテトラと堤防際を1本で探るなら、1.1m前後・錘負荷2〜10号前後の専用ロッドが基準です。
長さ、錘負荷、リール形式の順に決めれば、商品名だけで竿を選ばずに済みます。
近い穴だけを手早く探り、10号以上の仕掛けで魚を強く止めるなら90cmのHクラスへ替えます。柵のある堤防や少し先の穴へ届かせるなら130〜150cm、サビキやちょい投げにも回すなら5ft台のスピニングセットが合います。
長さ、錘負荷、リール形式の3つが釣り場にそろえば、仕掛けを穴へ入れた後の操作と、掛けた魚を浮かせる動作まで無理なくつながります。







