カットウフグの釣り方は?時期とタックル、エサの付け方から合わせ方まで解説

2026年09月09日

カットウフグの釣り方は?時期とタックル、エサの付け方から合わせ方まで解説

カットウフグは、船からエサ付きの仕掛けを底付近へ沈め、エサに寄ったフグを専用の掛け針で掛ける釣りです。

エサだけ取られて魚が掛からないときは、大きく竿を振るより、エサと掛け針をフグの近くに保つことが先。

初めてなら船宿指定の完成仕掛けを船下へ落とし、底付近で短く誘って、穂先の変化に合わせましょう。

岩の多い場所では底を切って待ち、軽いオモリを使う東京湾の湾フグでは、その負荷に合う竿へ替えます。

この記事で分かること

  • 地域と船で変わる時期・オモリ号数
  • 竿・リール・エサ付き仕掛けのそろえ方
  • 底の取り方と小さなアタリへの合わせ方

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カットウフグは底付近でエサを食わせ、小さな合わせで掛ける

船べりに立ち、海へ竿を出してカットウフグを狙う女性アングラー

エサがかじられているのに、穂先には大きな引きが出ない。カットウフグでは、そんな小さな変化を拾って掛けます。

仕掛けに付いているのは、エサを付ける針と、フグを掛けるカットウ針の2種類です。

フグがエサを口にしただけでは、カットウ針には掛かりません。

エサへ寄ったところで竿を短く動かし、近くにある掛け針を引き上げるのが基本の操作。

強く長くあおると仕掛けがフグから離れ、針や糸も絡みやすくなるため、合わせは手首を返す程度から始めましょう。

時期は秋から春が中心、予約する船のオモリ号数に合わせる

秋色の海岸を望みながら乗合船で釣りを楽しむ釣り人たち

カットウフグを始めるなら、秋から春の出船を探すのが一つの目安です。

ただし、夏に釣れないわけではなく、地域や対象のフグによって出船時期は変わります。

同じ「フグ船」でも、軽いオモリを使う湾フグと、25〜30号前後のカットウ釣りでは必要な道具が違うので、予約時にオモリ号数・仕掛け・エサの指定を聞いてからそろえましょう。

外房25号、茨城や伊勢湾30号、東京湾10号前後という例はありますが、地域名だけで当日の号数は決まりません。

潮や水深で指定が変わる船もあり、トラフグ狙いの道具をそのまま小型のフグへ当てはめるのも避けたいところ。

船の指定が「オモリ30号」なら、その重さに対応する竿と仕掛けを用意し、予備も同じ指定に合わせます。

貸し竿や仕掛けの船上販売がある場合は、初回から道具を全部買い足す必要はありません。

25〜30号の船は対応する短い専用竿と小型両軸リールで始める

カットウフグの基本タックル図。1.5m前後の専用竿、小型両軸リール、25〜30号のオモリと仕掛けの一例

25〜30号の仕掛けを使う船では、1.5m前後のカットウフグ専用竿と小型の船用両軸リールが基本です。

長い竿で大きく動かすより、短い竿で穂先の変化を追い、手首の動きを仕掛けへ伝える組み合わせ。

ただし、長さが同じでも対応するオモリは異なるため、竿のオモリ負荷に船の指定号数が含まれていることが必要です。

軽い湾フグ仕掛けでは穂先の負荷も合わせる

10号前後の軽い仕掛けに重いオモリ用の竿を使うと、穂先へ十分な負荷が掛からず、小さな変化を読み取りにくくなる場合があります。

東京湾の軽い湾フグでは、そのオモリで穂先が働く湾フグ用の竿を選ぶ、という分け方です。

カワハギ竿などを代用する場合も、名前より対応負荷と穂先の曲がり方が判断材料。

専用竿の負荷や湾フグ竿との違いを知りたい場合は、カットウフグロッドの記事を参考にしてください。

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PEは船指定の太さと必要な糸巻量をそろえる

リールは番手の数字だけで買わず、船が指定するPEを必要な長さまで巻けるものを使います。

伊勢湾の道具例にはPE1.5〜2号を100m巻ける小型両軸リールがありますが、この太さを全国共通にはできません。

岩礁の有無や潮の速さが変われば、船側が求めるラインも違うためです。

PEの号数を先に決め、その糸巻量に対応するリールを選ぶと、現場で糸が足りない組み合わせを避けられます。

番手・カウンター・手巻きと電動の違いは、カットウフグリールの記事を参考にしてください。

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エサはエサ針へ付け、カットウ針を空けておく

エサ針にはエビを付け、カットウ針は空けておくカットウフグ仕掛け

エサを付けるのはエサ針で、下側にある掛け針はフグを掛けるために空けておきます。

エサにはアオヤギなどの貝のむき身や赤エビが使われますが、付け方は大きなエサ針とチラシ針で異なります。

エサを長く垂らして掛け針へ絡ませないことを先に意識しましょう。

貝のむき身は縫うように刺して針に留め、チラシ針に小さく切ったエビを付ける場合も、身がすぐ抜けないよう針へ留めます。

大きなエビを1本の針に付ける仕掛けへ、小さなチラシ針と同じ手順を無理に当てはめる必要はありません。

初回は船の推奨する仕掛けとエサを組み合わせると、針の大きさとエサの付け方が食い違わずに済みます。

回収したエサがかじられて小さくなっていたら、そのまま長く待ち続けず付け直しましょう。

完成仕掛けやカットウ針の種類は、カットウフグ仕掛けの記事を参考にしてください。

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着底後は糸ふけを取り、根掛かりする場所では底を切る

糸ふけを取り、カットウ針を岩から浮かせてフグを狙う海中のイメージ

船長の投入合図が出たら、周囲に針が触れないよう仕掛けを船下へ沈めます。

オモリが底へ着いて糸が緩んだら、余分な糸を巻き取り、穂先に仕掛けの重さが伝わる状態へ。

そこで底に着けたまま待つか、少し持ち上げるかは、海底の状態で変わります。

岩に掛かる場所では、着底したらすぐ底を切って待つのが先です。

根掛かりが少ない場所なら、オモリを底へ着けて、糸をたるませすぎない状態で待つ方法も使えます。

底へ着けたまま引きずる時間が長いほどよい、という釣りではありません。

海底の状態
待ち方
次の操作
根掛かりが少ない
オモリを着け、糸をたるませすぎず待つ
反応がなければ短く誘う
岩が多く針が掛かる
着底後すぐ底を切る
底付近で止め、変化に合わせる

数秒待って反応がなければ小さく誘い直す

仕掛けを止めても反応がなければ、短く持ち上げてからゆっくり戻し、再び待ちます。

底へ急に落とすより、戻す途中から穂先を追うと、沈むエサに触れた変化にも合わせられるでしょう。

アタリが見えないときにも短い空合わせを挟む方法があり、掛からなければエサを底付近へ戻して次の反応を待ちます。

待ち時間を毎回同じ秒数に固定するより、エサが取られる速さに合わせて誘いと回収の間隔を調整する方が、空の針を沈め続けずに済みます。

コツッと触れる・穂先が戻る変化に短く合わせる

コツッという小さな動きや、穂先の曲がりがふっと戻る変化が出たら、手首で短く合わせます。

大きく竿を振り上げる必要はなく、20〜30cm程度の小さな合わせが一つの目安です。

合わせた後に仕掛けが絡んで戻ってくるなら、動かす幅や勢いを小さくしましょう。

魚の重みが乗ったら糸を緩めず巻き上げ、水面での取り込みは船長の指示に従います。

釣ったフグは専門の処理を受けて持ち帰る

専門の処理を受けたフグの身をクーラーボックスで持ち帰るイメージ

釣ったフグは、自分で有毒部位を取り除いたり、未処理のまま人に譲ったりしないでください。

持ち帰りには、専門のフグ処理者による処理が必要です。

予約時に船宿へ処理を依頼できるか、対応する魚や持ち帰り方法まで聞いておきましょう。

すべての船が処理に対応しているとは限らず、フグの見た目だけで食べられる種類や部位を判断することもできません。

カットウフグは船に合う仕掛けで底付近を保ち、小さく掛ける

カットウフグは、船宿指定の道具でエサを底付近に保ち、穂先の小さな変化に短く合わせる釣りです。

25〜30号の船と軽い湾フグでは竿の負荷を合わせ、岩の多い場所では底を切って根掛かりを避けましょう。

エサを付け直す間隔と誘いの大きさを整えると、エサだけを取られて終わる時間を減らせます。

小さく動いた穂先へ短く合わせ、竿に重みが乗る。その一瞬を逃さないための道具と操作をそろえるのが、カットウフグの始め方です。