マキタバッテリーで電動リールは動く?自作アダプターの作り方と注意点
2026年05月06日
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マキタのバッテリーが手元にあると、電動リールにも使えないか気になるところ。 ただし、工具用バッテリーは釣り用の電源ではないため、電圧、極性、ショート対策を外すとリール本体やバッテリーを壊す可能性があります。
この記事で扱うのは、マキタの14.4Vバッテリーから電源を取り出す使い方。 18Vバッテリーの直結はリール側の対応電圧を超える可能性が高いので、この記事では避ける前提で扱います。
この記事では、マキタバッテリーで電動リールを動かす前に見るべき電圧と、ワニ口クリップを切らずに使う自作アダプターの考え方を紹介します。
- 使うなら14.4V系を基準
- 18V直結は避ける判断
- USB端子の5Vでは電動リール不可
- 極性、ヒューズ、防水を先に確認
この記事で分かること
- マキタバッテリーを電動リールに使うときの電圧の見方
- USBアダプターを加工する前に確認したい安全ポイント
- ワニ口クリップを切らずに接続する端子化の考え方
- 自作より完成品や専用バッテリーを選ぶべき場面
| 項目 | バッテリー | 自作 | ケース |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 高め | 低予算 | 中位 |
| タイプ | 電動リール用 | DIY端子取り出し | ケース一体型 |
| 注目点 | 対応電圧と容量 | 極性とヒューズ | 防滴性と端子保護 |
| こんな人に | リール保護を優先 | 配線作業に慣れている | 加工箇所を減らす |
マキタバッテリーで電動リールは動くのか
電圧帯だけを見ると、14.4Vのマキタバッテリーは電動リール用のリチウムバッテリーに近い位置です。 ダイワの電動リール用リチウムバッテリーにも14.4V 12Ahの製品があり、シマノの電動リール説明書にも公称電圧12Vから14.8Vまでの電源を使う記載があります。
そのため、14.4V帯そのものは電動リールと極端に離れた電圧ではありません。 問題は、工具用バッテリーがリールメーカーの想定した純正・専用品ではない点です。 釣り場で故障や発熱が起きても自己責任になるため、電圧が近いだけで安全とは判断できません。
- 電動リール側の対応電圧を説明書で確認
- 18Vバッテリーの直結は避ける
- プラスとマイナスをテスターで確認
- 防滴ヒューズやスイッチでショート対策
- 船上では水濡れと端子の腐食を前提にする
電動リールは、海水の近くで大きな負荷をかけて使う精密機械です。 家で通電しても、船上では端子の濡れ、ワニ口の外れ、ケーブルの踏みつけが起きます。
船に持ち込むなら、正常時だけでなく、端子が触れたときに電流を逃がせるかまで見ておきます。
USBアダプターのUSB端子からは電動リールを動かせない

マキタのUSB電源アダプター ADP05は、14.4V/18Vバッテリーに取り付けてUSB機器へ給電するためのアダプターです。 USB端子の出力は直流5Vなので、電動リールの電源としては電圧が足りません。
この作業で使うのはUSB端子ではなく、アダプターのケースとバッテリー接点です。 アダプターを電源取り出し用の台座にして、電動リール用の端子を外へ出します。
ここまで加工する時点でメーカー想定外の使い方になります。 ケース加工や極性確認に不安があるなら、完成品ケースか電動リール専用バッテリーを選ぶほうが安全です。
18Vではなく14.4Vを基準にする
マキタのADP05は、14.4Vと18Vのバッテリーに対応しています。 ただし、アダプターが18Vバッテリーに対応していても、電動リールへ18Vを出してよいとは限りません。
小型から中型の電動リールで使うなら、基準は14.4Vです。 18Vバッテリーをリールへ直接つなぐと、リール側の対応電圧を超える可能性があります。
手持ちの工具用バッテリーが18Vしかないなら、無理に流用しません。 12Vから14.8V帯の電動リール用バッテリーへ寄せたほうが、リール側の説明書と照合しやすくなります。
ワニ口クリップを切らない端子にする

電動リール付属の電源コードは、できるだけ切らずに使います。 船の備え付け電源を使う日や、専用バッテリーを借りる日があるため、ワニ口クリップを外すと釣り場で困ります。
加工するなら、USBアダプター側へボルト端子を出し、リール側のワニ口クリップで挟める形にします。 リールのコードはそのまま使える形です。 アダプター側だけを触っておけば、釣り場で船電源や専用バッテリーへ戻せます。
作る前に確認するもの

ケースを開ける前に、使う部品と確認方法を先にそろえます。 電気工作は「通電したから完成」ではありません。 間違って端子に触れたときにショートしない形まで作ってから、船へ持ち込みます。
- 14.4Vのマキタバッテリー
- バッテリー接点を取れるアダプター
- ステンレスボルト、ナット、丸型端子
- 防滴ヒューズ、できればON/OFFスイッチ
- 圧着工具、はんだ、熱収縮チューブ
- 極性と電圧を確認するテスター
- 濡れた船上で端子を守る防水ケース
ヒューズを省くと、ワニ口が外れて端子同士が触れたときの逃げ場がありません。 見た目をきれいに収める前に、ヒューズ、絶縁、防水を優先します。
作業の流れは端子の位置決めから始める

アダプターを分解したら、ケース内でボルト端子を出せる位置を探します。 基板、接点、ネジ穴に干渉する場所は避けます。
ワニ口クリップで挟んだときに、プラスとマイナスが触れない間隔も必要です。 穴あけは一度ずれると戻せないため、端子、ナット、配線の収まりを見てからドリルを当てます。

配線は、バッテリー接点からボルト端子へつなぐ形です。 プラスとマイナスは、線の色だけで決めません。 テスターで出力電圧と極性を見てから、端子の向きを決めます。
赤い線、黒い線の色だけで判断すると、互換アダプターや改造品でズレたときにリールを壊す恐れがあります。 接続部は丸型端子や圧着端子で固定し、むき出しの金属がケース内で動かないように絶縁します。
ケース内に収まらないときは無理に押し込まない

太い配線や端子を使うと、ケース内のスペースが足りなくなることがあります。 この状態でふたを無理に閉めると、配線に力がかかります。 釣行中の振動が加われば、断線や接触不良の原因になります。
収まりが悪いときは、配線ルートを変えるか、電源取り出し用の完成品アダプターに切り替えます。 船上で使う道具なので、きれいに見えることより、配線が動かないことと端子が濡れにくいことを優先します。
完成後はリールをつなぐ前にテスターで確認する

ケースを閉じたら、いきなり電動リールをつなぎません。 まずテスターで出力電圧と極性を測ります。 スイッチを入れたときだけ電圧が出るか、ヒューズ周りに発熱がないかもこの段階で見ます。
ワニ口クリップで挟むボルト端子は、プラスとマイナスの表示を大きめに付けておきます。 釣り場では朝の準備で手元がバタつくため、家で分かる表示でも船上では見間違えます。
防水ケースへ入れる場合も、端子がケースの縁や金具に触れない配置にしてください。
自作より完成品や専用バッテリーを選ぶ場面
浅場の小型電動リールを短時間だけ動かすなら、14.4Vマキタバッテリーの流用も選択肢になります。 一方で、タチウオ、青物、イカ、中深場のように巻き上げ負荷が高い釣りでは、電動リール用バッテリーを選んだほうが安全側です。
- 高価な電動リールを使う
- 1日船で巻き上げ回数が多い
- 雨、波しぶき、コマセ汚れが多い釣り
- はんだ付けや圧着に慣れていない
- ヒューズやスイッチの選び方に自信がない
この条件に当てはまるなら、自作で安く済ませるより、専用バッテリーや完成品ケースでリスクを減らします。 電源まわりに不具合が出ると、釣行中に仕掛けを回収できなくなることがあります。
- マキタ純正のUSBアダプター
- USB端子は電動リール用ではない
- 加工するなら保証外の自己責任
ADP05は、マキタバッテリーをUSB電源として使うためのアダプター。
USB出力は5Vなので、電動リールをそのまま動かす用途ではありません。
ケースと接点を電源取り出しの台座にするなら、14.4Vバッテリーを前提にして、極性、ヒューズ、防水を先に決めてから加工します。
- 手持ち電池を活かせる
- 14.4Vを基準に選ぶ
- リール側説明書との照合が必須
マキタのリチウムイオンバッテリーは、工具と兼用できる点が魅力。
電動リールへ流用するなら、手持ちの電池が14.4Vか18Vかを最初に見ます。
18V直結は避け、対応電圧、極性、端子保護、ヒューズに不安がある釣りでは専用バッテリーへ寄せます。
- バッテリーロックアダプター付き
- ON/OFFスイッチ付き
- 防滴ヒューズ仕様
完成品ケースは、端子、スイッチ、ヒューズ、防水ケースを一式で用意したい人向け。
自作より加工箇所は減りますが、手持ちのバッテリー電圧とリールの対応電圧は購入前に照合します。
18Vバッテリーを流用する近道ではなく、14.4V運用の安全側へ寄せる選択肢です。
電動リール専用バッテリーと使い分ける
マキタバッテリーの流用は、手持ちの道具を活かせるのが強みです。 一方で、電動リール専用バッテリーは端子、充電器、容量、防水性まで釣り場で使う前提で作られています。
浅場のライトな船釣りは14.4Vマキタ流用、本命の1日船や深場は専用バッテリー。 この分け方なら、工具用バッテリーに無理な仕事をさせずに済みます。
マキタ流用は安さより安全部品を先に見る
マキタの14.4Vバッテリーを電動リールへ流用できれば、手持ちの工具用バッテリーを船釣りにも使えます。 ただ、電源まわりは少しのミスでリール本体、バッテリー、船上の安全に関わります。
使うなら14.4Vを基準にし、18V直結は避け、極性確認、防滴ヒューズ、スイッチ、防水ケースを省かないこと。 この条件をそろえられない場合は、電動リール用バッテリーを選ぶほうが釣行中の不安を減らせます。



