一つテンヤのリーダーの選び方!太さ・長さ・結び方を解説
2026年09月08日

一つテンヤは、エビを付けたテンヤで底付近のマダイを狙う釣りで、細いPEラインの先には、魚の引きや岩との擦れに備えてショックリーダーを結びます。
ただ、リーダーは太ければよいわけでも、短ければよいわけでもありません。 根掛かりの後に傷を残して使えば切れやすく、長く取りすぎると投げる時に結び目がガイドへ引っかかることも。
PE0.8号で初めて準備するなら、フロロカーボン3号を3mにした組み合わせから始められます。 これは一例で、長めに取る船もあれば、短いリーダーでテンヤを投げる船もあります。 乗る船の指定に合わせたうえで、太さ・長さ・結び方をそろえておきましょう。
この記事で分かること
- PE0.6〜1号に合わせるリーダーの太さ
- 1.5〜3mと4〜5mを使い分ける場面
- 一つテンヤに使うフロロリーダー3商品の違い
- PE・テンヤとの結び方と、釣行中の交換目安
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一つテンヤのリーダーはフロロ2〜4号から選ぶ

一つテンヤで使うリーダーは、フロロカーボン2〜4号が主な選択肢です。 PE0.8号なら2.5〜3号を目安にし、初めての一巻きには3号を選ぶと、同じ製品の2.5号より少し太い糸で準備できます。
ただし、PEの号数だけでリーダーが決まるわけではありません。 岩に擦れる場所や大鯛を狙う船では太めを指定されることもあり、下の表より船の指定を優先します。
PE0.6号には2〜2.5号、0.8号には2.5〜3号が目安
次の表は組み合わせの目安であり、強度を保証する適合表ではありません。 同じ号数でも製品ごとに強力が異なり、結び目や傷でも切れる力は変わります。
PE0.8号に4号を合わせるなど、表と違う組み合わせを使う場面もあります。 一方、細いPEにリーダーだけを太くしても、道糸や結び目まで強くなるわけではありません。
道糸の太さやリールへ巻く量を選ぶ時は、一つテンヤのPEラインの記事も参考にしてください。
岩に擦れる場所は太めにし、潮が速いだけならテンヤの重さを調整する

リーダーを太くする理由になるのは、岩に触れて傷が付きやすいことや、魚を根から離す必要があることです。 同じ製品なら3号から3.5号、4号へと太くできますが、傷の入った部分はそのまま使えません。
潮が速くて底が分からない時は、リーダーを太くする前にテンヤの重さを調整します。 糸は太いほど水の抵抗を受けるため、「深い・潮が速いから太くする」とは限らないのです。
魚が掛かった時に糸を送り出すリールの機構がドラグです。 リーダーを太くした後もドラグを締め切らず、使うPEとロッドに合う負荷でやり取りしてください。
号数は太さ、lbは強さの表示として読む
号数とlbは同じ意味ではありません。 フロロの3号は標準直径0.285mmですが、強さの表示は製品によって12lbだったり14lbだったりします。
たとえばプレミアムマックスの3号は、実測した直線強力の平均値を14lbと表示した製品です。 14lbの魚を必ず釣り上げられるという意味でも、結んだ後にその強さを保証する数字でもありません。
太さをそろえて比較したい時は、lbだけでなく号数や直径も合わせましょう。 号数・ポンド・キログラムの読み方は、ラインの早見表も参考にしてください。
リーダーの長さは3mを目安に釣り方で調整する

船から長さの指定がなければ、まずは3m前後で組み、投入や結び直しで困ることがないか確かめます。 長さはPEとの結束部から、テンヤを結ぶ位置までです。
一つテンヤでは1.5〜3mほどで使う例も、5m取る例もあります。 短めにすると投げる時に結束部が通るガイドを減らせ、長めなら先端を切って結び直す分を多く取れます。
4〜5mなら先端を切っても必要な長さを保てる
船下へ落とす釣りで、テンヤの交換や傷の切り取りが多いなら、4〜5m取る方法があります。 先端を何度か切っても、PEとの結び直しまでせずに釣りを続けられるためです。
たとえば5mで組み、傷んだ先端を50cm切れば残りは4.5m。 2mから同じだけ切ると1.5mになり、切った後の長さには差が出ます。
ただし、長いリーダーは巻き上げた時に結束部がガイドの中へ入り、さらに巻くとリーダーがスプールにも巻かれます。 出す時に引っかかるようなら、結び目の大きさや巻き癖も点検しましょう。
投げる釣りは1.5〜3mで結束部の引っかかりを減らす
テンヤを前方へ投げて広く探る時は、1.5〜3mほどの短めにする方法もあります。 竿の長さと、竿先からテンヤまで垂らす糸の長さによって、投げる直前の結び目の位置が変わります。
結束部が何度もガイドへ当たるなら、船の指定する範囲で短くするか、結び目を小さく組み直す対処が必要です。 短くすれば必ずガイドの外へ出るとは限らないため、実際に投げる姿勢で位置を確かめてください。
また、最初から短く組むほど、傷を切った後の残りも短くなります。 投げやすさだけでなく、釣行中に結び直せることも含めて長さを決めましょう。
フロロは底付近で使い、傷があれば結び直す
底付近で岩や魚に触れる一つテンヤには、フロロカーボンのリーダーがよく使われます。 細いPEをテンヤへ直接結ばず、先端にフロロをつなぐことで、擦れた部分を点検しながら交換できます。
ナイロンにも柔らかく結びやすい製品がありますが、素材だけで強さや釣果の優劣が決まるわけではありません。 初めてなら船の指定に合わせてフロロを選び、ナイロンへ替える時は太さだけでなく、伸びや結束の感触も変わることを覚えておきましょう。
「ショックリーダー」という商品名でなくても、フロロのハリスを使うことは可能です。 同じ太さで、必要な強度があり、劣化や傷がないものを用意してください。
透明とピンクの違いより先に、号数と結び目が釣り方に合っていることが大切です。 色を替えただけで食い渋りが解消するとは限りません。
一つテンヤにおすすめのリーダー3選
ここでは、3号でそろえた時の巻量・色・号数の刻みが異なる3商品を選びました。 透明色としなやかさならシーガー、50mの巻量と糸止めならDUEL、3.5号も使い分けたいなら紅牙が候補になります。
船から2.5号や4号などを指定された場合は、同じシリーズの指定号数を選んでください。 同じ商品名でも、ショップ側で別の号数が選択されている場合があります。
- 3号は標準直径0.285mm、実強力平均14lb
- 0.4〜8号は薄型スプール
- 号数ごとに色が異なるスプールバンド
しなやかさと衝撃強度を追求した、透明色のフロロリーダーです。
3号は30m巻きで、3mずつなら結束で使う分を除いて10回分に相当します。
2.5号と3号を持つ時も、薄型スプールと色分けされたバンドが収納や取り違え対策に便利。
14lbという表記は実測した直線強力の平均値なので、ほかの製品より太いと考えず、3号同士で比較してください。
- 3号は12lb・50m巻き
- 引き出した糸を止めるジャストストッパー付き
- 2.5号は30m巻きのため購入時に巻量も確認
3号で50mの巻量があり、5mのリーダーなら結束分を除いて10回分。
引き出した位置で糸を止められるストッパーが、予備スプールの糸のほどけを抑えます。
メーカー独自のピンク色を採用した製品ですが、色だけでマダイの食いが変わるとは限りません。
通常の50mタイプとEXの30mタイプを取り違えず、号数と巻量で選びましょう。
- タイラバ・テンヤ向けのフロロリーダー
- 2.5号・3号・3.5号・4号をラインナップ
- 平行巻と号数別スプールバンドを採用
タイラバとテンヤに向けた、35m巻きのフロロリーダーです。
3号ではもう少し太さが欲しいものの、すぐに4号へ上げたくない時には3.5号も選べます。
号数ごとに色の違うバンドが付属し、複数の太さを持ち込む準備にも向く構成。
旧製品の紅牙リーダーEX2 タイプFとは商品名が違うため、購入時は「紅牙フロロリーダーEX」と指定号数を確かめてください。
PEとの接続はFGノット、テンヤにはユニノットで結ぶ
リーダーには、PEとつなぐ結び目と、テンヤに結ぶ結び目の2箇所があります。 初めてならPE側はFGノット、テンヤの金具側はユニノットを覚えておくと、一式を自分で組めます。
FGノットはPEをリーダーへ編み付け、滑らないように締める
FGノットは、PEをリーダーへ交互に編み付けて締め込む結び方です。 リーダー自体に大きな結びこぶを作らないため、長めのリーダーで結束部をガイドへ通す時にも使われます。
編み込む途中で緩むと、完成したように見えても引いた時にすっぽ抜けることがあります。 使うPEとリーダーで自宅から組み、最後に両側を引いて滑らないことを確かめておきましょう。 細い糸は手を切るおそれがあるため、素手へ巻き付けて強く引っ張らないでください。
編み込みから端の処理までの流れは、シーガー公式のこちらの動画が分かりやすいです。
手元の動きを止めながら確認し、自宅で一度組んでみましょう。揺れる船の上で初めて結ぶ状況を避けると、仕掛けを作り直す時も落ち着いて対応できます。
テンヤの金具にはユニノットを締め込む
固定式テンヤの糸を通す輪には、ユニノットでリーダーを結べます。 PEとの接続に使うFGノットとは、結ぶ場所も手順も異なります。
- テンヤの輪にリーダーを通し、端を15〜20cmほど折り返す。
- 端糸で輪を作り、重なった2本の糸を巻き込むように端糸を輪へ5回ほど通す。
- 結び目を水で湿らせ、端糸をゆっくり引いて巻き付けをそろえる。
- 本線を引いて結び目をテンヤの輪まで寄せ、徐々に締め込む。
- 引いて滑らないことを確かめ、端糸を数mm残して切る。
糸が交差してつぶれたり、締めた部分が白く縮れたりしたら、その部分を切って結び直します。
ユニノットの輪の作り方と締め込む順番は、シーガー公式のこちらの図解が分かりやすいです。
遊動式は、リーダーにオモリを通してから針側へ結ぶなど、製品ごとに組み方が違います。 固定式と同じ順番で結ぶ前に、パッケージに示された糸の通り道に合わせましょう。
テンヤ本体の選び方や固定式・遊動式の違いは、一つテンヤ仕掛けの記事も参考にしてください。
根掛かりの後は先端を点検し、短くなったら交換する
根掛かりが外れた後や魚を取り込んだ後は、テンヤ付近のリーダーを点検します。 針に触れないように持ち、糸を指の腹で軽くなぞって、ざらつき・白い傷・折れ癖がないか確かめてください。
傷があれば、傷のある範囲よりPE側まで切り戻してテンヤを結び直します。 先端だけでなく広い範囲が擦れている時や、PEとの結束部に滑りがある時は、リーダーごとの交換が必要です。
切り戻した後は、残っている長さにも注意しましょう。 船から3mと指定されているのに、結び直しを繰り返して1mになったまま使うのは避けます。 釣り方に必要な長さを保てなくなったら、PEとの結束から組み直すのが目安です。
予備は、結束で使う分も含めて必要な長さを取り直せるスプールで持ち込みます。 船上で細い糸を結ぶのがまだ難しければ、船長へ相談したうえで、リーダーを組んだ予備スプールを準備する方法もあります。
一つテンヤのリーダーは号数・長さ・結び目をそろえて準備する
初めての一つテンヤなら、PE0.8号にフロロ3号・3mを組み合わせの目安にできます。 船の指定があればそれを優先し、短めで投げる釣りと、長めに取って船下へ落とす釣りで長さを調整してください。
太さは根ズレや魚とのやり取り、長さは投入方法と切り直す量に合わせます。 商品を選んだ後も、PE側とテンヤ側の結び目を引いて確かめ、傷んだ部分を残さないことが欠かせません。
太い糸を選ぶだけでなく、釣り方に合う長さを保ち、傷のない糸を確実に結ぶことが、一つテンヤのリーダーを準備するうえで大切です。



