太刀魚の血抜きは必要?ハサミで締める場所と持ち帰り方
2026年06月30日
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太刀魚を釣ったあと、クーラーへ入れる前に血抜きをするべきか、氷締めだけでよいのか迷うことはないでしょうか。
太刀魚は歯が鋭く、暴れると口元が手に近づく魚。血抜きの前に、魚を固定する道具と切る場所を決めておきます。
持ち帰って食べる日は、血を抜いてから早めに冷やす流れが効きます。短時間で帰港してすぐ食べる日でも、夏場や良型が多い日は処理と冷却の差が出るところ。
この記事では、太刀魚の血抜きが必要な場面、ハサミで切る場所、氷締めだけで済ませるケース、クーラーへ入れるまでの持ち帰り方を紹介します。処理の順番を押さえれば、船上で歯を避けながら、食べるまでの状態を保ちやすい持ち帰り方を見つけられるでしょう。
この記事で分かること
- 太刀魚の血抜きが必要な場面
- ハサミで切る場所と処理の順番
- 氷締めだけで済ませる日との違い
- 血抜き後にクーラーへ入れるときの注意点
太刀魚の血抜きは持ち帰って食べるならやった方がよい
太刀魚の血抜きは絶対条件ではありません。
ただ、持ち帰って刺身、炙り、塩焼きで食べるなら、釣ったあとに血を抜き、すぐ冷やす方が身のにおいを抑えやすくなります。特に夏場、帰宅まで時間がある日、良型を数本持ち帰る日は、氷締めだけで放置するより血抜きと冷却を分けた方が安心です。
短時間の午前便で帰港後すぐ下処理する小型中心の日は、氷締めだけで済ませる人もいます。反対に、ドラゴン級が混じる日や、港から家まで時間がかかる日は、船上で処理しておく方が帰ってからの臭みが出にくくなります。
血抜きする日と氷締めだけの日
| 場面 | 処理の考え方 | 理由 |
|---|---|---|
| 夏場・長時間便 | 血抜きしてから冷やす | 船上から帰宅までの時間で身がぬるくなりやすい |
| 刺身・炙りで食べたい | 血抜きを優先する | 食味に血のにおいが出ると気になりやすい |
| 短時間で帰港する小型中心 | 氷締めだけでも済ませやすい | 帰港後すぐ下処理できるなら船上作業を減らせる |
| 船上が混雑している | 船宿のルールを優先する | 血や魚体で足元を汚すと周りの釣り人にも影響する |
血抜きの有無だけで味が決まるわけではありません。
血を抜いたあとに魚をぬるい場所へ置けば、せっかくの処理が生きません。太刀魚は細長く、クーラーの中で氷に触れない部分が出やすい魚なので、血抜きと冷却はセットで考えます。
ハサミで切る場所はエラ下と喉元を先に決める
太刀魚の血抜きでハサミを使う場合は、エラ下から喉元にかけて血の出口を作る考え方になります。

魚を締める、血を出す、冷やす作業を一度に済ませようとすると、歯を避ける動きが遅れます。最初にフィッシュグリップや魚つかみで頭の向きを固定し、口元を自分の手から離してからハサミを入れます。
ハサミの刃を入れる場所は、口の中ではありません。
太刀魚の歯は鋭く、暴れたときに手袋の上からでも切れることがあります。喉元やエラ下を狙うときも、魚の頭を自分と反対へ向け、片手で魚体を押さえすぎないようにします。
タチウオを安全に固定する道具も合わせて選ぶなら、こちらの記事も参考にしてください。
船上で太刀魚を血抜きする順番
船上で太刀魚を血抜きするときは、釣れた魚をすぐクーラーへ放り込む前に、固定、処理、血抜き、冷却の順で進めます。
- 魚をデッキやクーラーの上で暴れにくい向きに置く
- フィッシュグリップや魚つかみで頭側を固定する
- ハサミでエラ下や喉元に血の出口を作る
- 海水バケツや指定場所で短時間だけ血を抜く
- 血抜き後は早めに氷の効いたクーラーへ入れる
処理の途中で船が揺れると、ハサミの刃先が魚体から外れやすくなります。揺れている時間に無理をせず、船が落ち着いたタイミングで作業した方が手元を保ちやすくなります。
血抜きに時間をかけすぎる必要はありません。
血が抜けたら、海水に漬けっぱなしにせず、すぐ冷やします。ぬるい海水や日なたのデッキに置く時間が長くなると、血抜きより温度の影響が大きくなります。
氷締めだけで済ませる日と血抜きしたい日
氷締めだけで済ませるか、血抜きまで行うかは、釣った本数、気温、帰宅までの時間、食べ方で分けます。
塩焼きや煮付けにする小型を数本だけ持ち帰る日で、帰港後すぐ下処理できるなら、氷締めだけでも作業を減らせます。船上で足元が狭い日や、釣れている時間を逃したくないときも、無理に毎回血抜きするより、冷却を優先した方が魚を傷めにくい場面があります。
一方で、刺身、炙り、良型中心、帰宅まで時間が長い日は、血抜きした方が食べるときの差を感じやすくなります。タチウオは身がやわらかいため、温度が上がった状態で持ち歩くと、帰ってから身がだれやすくなります。
太刀魚の血抜きに使うハサミの選び方
太刀魚の血抜きに使うハサミは、ラインを切る小型ハサミではなく、魚のエラまわりに刃を入れられる魚締めハサミを選びます。
見るポイントは、刃先が滑りにくいこと、濡れた手袋でも握れること、刃の合わせ目を洗いやすいことです。海水、血、ぬめりが刃の合わせ目に入り込む道具なので、分解して洗えるモデルや厚刃の魚締めハサミだと、釣行後の手入れまで続けやすくなります。
太刀魚だけなら大型青物用の重いハサミである必要はありません。
ただし、サバ、サゴシ、小型青物も同じ便で混じるなら、細い刃のラインカッターでは力が足りません。釣った魚の処理まで1本で済ませたい人は、魚締め用として作られたハサミを用意しておくと、船上で道具を探す時間が減ります。
太刀魚の血抜き用では、刃の強さよりも、濡れた魚体に刃先が入り、帰宅後に刃の合わせ目を洗える構造を優先します。大型青物用の重いハサミより、分解洗浄できる中型寄りのモデルの方が、船タチウオの処理で取り出す回数が増えます。
- 分解式で塩や血を洗い落とせる
- 2.3mm厚刃でエラまわりへ刃を入れられる
- Lサイズはサバやサゴシ混じりの日も処理できる
プロックス 魚鋏 分解式 PX435Lは、船タチウオで血抜きしたあとも手入れまで続けたい人へ提案する1本。
刃を外せるため、太刀魚のぬめりや血が入り込む合わせ目まで水を通せ、同じ便でサバやサゴシが混じる日もラインカッターより力を入れて処理できます。
詳しいスペックを見る
- 品番
- PX435L
- 全長
- 250mm
- 刃厚
- 2.3mm
- 構造
- 分解式
- 刃
- 関の刃物、日本製
- サイズ展開
- M / L
- 用途
- 魚締め、エラ切り、海釣り後の洗浄重視
出典: 商品名・販売ページ確認
- 分解して刃の隙間まで洗える
- セレーション加工で濡れた魚体を捉える
- U字刃でエラ下の細かい処理へ入れる
ジャッカル セパレータブル フィッシュシザーズは、濡れた太刀魚のエラ下や喉元へ刃を入れる場面で見たい1本。
セレーション刃が魚体のぬめりで刃先が逃げる感覚を抑え、船上で血抜きに使ったあとは分解して洗えます。
詳しいスペックを見る
- 商品名
- セパレータブル フィッシュシザーズ
- 構造
- 分解式
- 刃
- セレーション加工ブレード、U字刃
- 加工
- フッ素加工
- 特徴
- カシメ位置変更
- 用途
- エラ切り、ヒレ処理、海釣り後の洗浄重視
出典: ジャッカル製品情報
魚締めハサミの具体的な選び方と候補は、こちらの記事も参考にしてください。
血抜き後はクーラーの入れ方まで決める
太刀魚は長く、クーラーの中でまっすぐ入らないことがあります。
血抜き後に魚を強く曲げて押し込むと、身が折れた部分に水が回り、氷が当たらない場所も出ます。小型なら軽く曲げて入れられますが、良型が多い日はクーラーの内寸、氷の位置、飲み物や保冷剤の場所を先に分けておきたいところです。
氷は太刀魚の下だけでなく、上や横にも当たるようにします。
水氷にする場合も、魚を長時間ぬるい水へ漬ける形にはしません。海水氷や保冷剤を使うなら、魚体が直接ぬるい空気に触れないよう、釣れた順に冷える場所へ移します。
船タチウオ用のクーラーを選ぶなら、こちらの記事も参考にしてください。
太刀魚がクーラーに入らないときの入れ方を知りたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
太刀魚は切る場所と冷やし方で持ち帰りが変わる
太刀魚の血抜きは、釣れた魚を必ず同じ方法で処理する作業ではありません。
短時間で帰ってすぐ下処理する日なら、氷締めだけで済ませる選択もあります。刺身や炙りで食べたい日、夏場、帰宅まで時間がある日、良型を持ち帰る日は、ハサミで血の出口を作り、早めに冷やす流れを作る方が食べるときの差が出ます。
船上では、太刀魚の歯に触れないことが最優先です。フィッシュグリップで頭の向きを止め、ハサミを入れる場所を決め、血抜き後はクーラーで冷やす。ここまでを一つの流れにすると、釣れたあとの処理で慌てずに済みます。










