鯛ラバでハイギアは釣れない?場面別で見極める実戦的選択方法を紹介!

2025年04月02日

鯛ラバでハイギアは釣れない?場面別で見極める実戦的選択方法を紹介!

「ハイギアのリールって、タイラバには向いてないんじゃないか」

そんなふうに感じたことがある人は少なくないのではないでしょうか?

私も実際、ハイギアを使ってみて釣果が出ず、「ギア比を間違えたかも」と悩んだ時期がありました。

タイラバでは“等速で巻く”というのが基本とされていて、ハイギアだとスピードが安定しにくいという声もよく聞きます。

でも実際にいろんなリールを使い比べてきた中で感じたのは、「ハイギアだから釣れない」というわけではありませんでした。

ハイギアにはハイギアなりの良さがあって、それが活きる場面も確かにあります。

例えば深場やドテラ流し、潮が速い日、スピード変化を使ったリアクション狙いなど、そういう釣りでは、むしろハイギアの方が優位に働くことも少なくありません。

この記事では、「タイラバはハイギアで釣れない」と感じたときに考えてほしい視点や、ハイギアが活きる釣りの場面、そして自分なりに試してきた使い分けの考え方について、まとめてみたいと思います。

ハイギアが釣れない?本当に見直すべきは“使い方”かもしれません

タイラバでハイギアを使って「釣れない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
等速巻きが基本と言われる中で、巻き取りが速いハイギアは使いづらいと感じる場面も確かにあります。

私自身も、ハイギアのリールを使い始めた頃は思うような釣果が出ず、「やっぱりパワーギアの方がいいのかもしれない」と感じたことがありました。

けれど、その後さまざまな状況で使い比べていく中で、ハイギアだからこそ活きる場面があるという実感を持つようになりました。

深場やドテラ流し、速い潮に乗せた釣り、あるいは高速巻きで反射的に喰わせるような展開では、むしろハイギアが力を発揮します。

つまり、「ハイギアだから釣れない」のではなく、その特性を理解しないまま使っていることで釣果につながりにくくなる。
それが実際のところではないかと感じています。

ハイギアで釣れないと感じる理由とは?

巻き取りが速すぎて等速巻きが乱れやすい

タイラバでは「等速巻き」が基本の誘いとされており、これを安定して続けるには巻きのリズムがとても重要です。

ハイギアは1回転あたりの巻き取り量が多く、回収スピードに優れていますが、そのぶんゆっくり一定に巻くことが難しくなりやすいという側面があります。

意識してスローに巻いているつもりでも、実際には速度がムラになっていたり、気づかないうちに速く巻いてしまっていることもあります。
その結果、スカートやネクタイの動きが不自然になり、真鯛に違和感を与えてしまうケースが出てくるのです。

巻きが軽すぎてリズムが安定しにくい

ハイギアは巻き始めが軽く、レスポンスも良いため、つい手元の感覚だけで巻いてしまいやすい傾向があります。

この“軽すぎる巻き心地”が操作の乱れに繋がることもあり、気づかないうちにリズムが崩れてしまうというパターンも少なくありません。

特に活性の低い状況や潮が緩んでいる時間帯などでは、こうした巻きのブレが真鯛の反応を鈍らせてしまう要因になっていると感じています。

ギア比に合った使い方ができていないだけ

ハイギアが悪いわけではありません。
実際には、“その特性に合わせた巻き方や釣り方ができていない”ことが、釣果につながらない原因になっているのだと思います。

逆に言えば、ハイギアの強み――巻き取りの速さやレスポンスの良さ――を活かせるような場面や誘い方ができれば、しっかりと釣れる道具になります。

「釣れない」と感じたときこそ、ギア比と操作の関係を一度立ち止まって見直してみると、新しい発見があるかもしれません。

ハイギアが活きる具体的な場面と使い方

ハイギアは巻きの安定感という面では少し難しさがありますが、その一方で場面によってはノーマルギア以上に威力を発揮することもあります。
ここでは、私自身が実際に「ハイギアを選んで良かった」と感じた場面をいくつか紹介してみます。

深場や潮の速いエリアでは、回収の速さが大きな武器になる

水深80mを超えるようなポイントや、潮が速く流れている状況では、仕掛けの回収スピードが釣り全体のテンポを左右します。

ハイギアはひと巻きあたりの巻き取り量が多く、回収にかかる時間が短くなることで、次の投入までのリズムが崩れにくいのが利点です。

一日中タフな状況が続く中でも、テンポよく釣りを展開できるため、結果としてチャンスを多く作ることができます。

ラインスラックが出やすい状況でもハイギアが活躍する

ドテラ流しや風の強い日など、ラインスラック(糸ふけ)が出やすい場面でもハイギアは重宝します。

ラインがたるんでしまうと着底がわかりにくくなったり、アタリの反応が遅れたりといったことが起こりがちですが、

ハイギアなら素早くスラックを巻き取ることができ、タイトにタイラバを操作し続けることが可能です。

結果的に、魚とのコンタクト率が高まり、アタリを逃しにくくなると感じています。

スピード変化を活かした誘いにはハイギアが向いている

巻きの速度を変えることで、真鯛の反応を引き出す場面があります。

たとえば「アタリはあるけど乗らない」ときや、「魚探に映っているのに食ってこない」ような場面では、

あえて中速→高速へと巻き速度を上げたり、回収のようなスピードに変えてみたりすることで、リアクションバイトを誘えることがあります。

こういった“変化をつけた誘い”に対応できるのは、巻き取りスピードの幅が広いハイギアならではの強みです。
実際に、スピードを上げた瞬間に「ゴンッ」とバイトが出るケースは何度も経験しています。

ギア比別の使い分けまとめ

鯛ラバで釣った鯛

タイラバ用リールを選ぶうえで、ギア比の違いは釣りのリズムや操作感に直結します。

それぞれの特徴を把握しておけば、釣り場や状況に応じた判断がしやすくなります。

ローギア(パワーギア)は巻きの安定感を重視したいときに

巻き取りスピードが遅いぶん、ゆっくり一定の速度をキープしやすい。

リズムが乱れにくいので、等速巻きをしっかり意識したいときや、活性の低い状況では頼りになる。

疲れにくく、重い仕掛けも巻き上げやすいため、長時間の釣りにも向いています。

ただし、巻き取りが遅い分、深場やテンポ良く探りたい場面ではやや不利になることもあります。

ノーマルギアは汎用性重視。まず1台目に選ぶならこれ

巻きスピードと操作性のバランスが良く、ローギアほど遅くもなく、ハイギアほど速すぎもしない。

ゆっくり巻くのも、ちょっと早めに巻くのも対応しやすいので、状況の変化にも柔軟に対応できる。

海域や釣り方に縛られず、ひとまず「失敗しにくい選択肢」を求めるなら、ノーマルギアは間違いない選択です。

ハイギアは深場やテンポ重視の釣りに効果的

巻き取りが速く、回収もスムーズ。手返しよくポイントを探れる。

ラインのたるみを素早く取れるため、潮の速い場面や風の影響を受ける日にも強い。

また、スピード変化を活かした誘いにも対応しやすく、積極的に喰わせにいくスタイルには相性が良い。

ただし、等速巻きが難しくなりやすいので、巻きのリズムを崩しがちな人には少しクセを感じるかもしれません。

シマノ(SHIMANO) タイラバ 両軸リール 23 エンゲツ プレミアム 150HG

シマノ(SHIMANO) タイラバ 両軸リール 23 エンゲツ プレミアム 150HG
現在、私がタイラバで使っているハイギアモデルのひとつが、シマノ 炎月プレミアム150HGです。 このリールの魅力は、巻きの軽さと操作性の高さにあります。 ハイギア=巻きが重たいというイメージをくつがえす、驚くほど滑らかな巻き心地。 搭載されたマイクロモジュールギアのおかげで、スローな誘いでもリズムを崩さず、等速巻きが無理なく決まります。 また、フォールレバーによる落とし込みの調整がとにかく秀逸で、フォール中に喰わせる展開が安定して決まるようになりました。 巻きスピードを数値で確認できるカウンター機能も、狙ったタナの再現性を高めてくれます。 そして、自重は約220gと軽量。 長時間の釣りでも手首の負担が少なく、1日巻き続けても疲れにくいのは地味ながらも大きな魅力です。 「ハイギアだと扱いにくい」と感じていた方こそ、一度使ってみてほしいリール。 タイラバが“もっと気持ちよく、もっと釣れる”ようになる感覚を、きっと体感できると思います。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 25オシアコンクエスト CT 200HG (右)

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 25オシアコンクエスト CT 200HG (右)
オシアコンクエスト CT 200HGを手にしたとき、最初に感じたのは巻きの質感の違いでした。 わずかな力でハンドルが回り、ギアがしっかり噛み合っているのに、手元にはほとんど抵抗を感じさせない。 この滑らかさこそが、シマノのマイクロモジュールギアが生み出すフィーリングで、特に等速巻きを続けたいタイラバでは非常に頼れるポイントです。 さらに、カウンター機能の正確さも魅力です。 どの水深でアタリが出たのか、どこまで巻き上げたのかを常に把握できるので、ヒットレンジを再現する精度が格段に高まります。 ギア比はハイギア(巻き取り長78cm)ながらも、巻きの重さを感じにくく、高い剛性感と快適な操作性が両立されたモデルです。 深場でも浅場でも活躍してくれる、信頼できる“本気の1台”としておすすめできます。

ダイワ(DAIWA) 21 紅牙 IC 150H

ダイワ(DAIWA) 21 紅牙 IC 150H
このリールを最初に使ったとき、「あ、これは手に馴染むな」と感じました。 軽量コンパクトなボディに、剛性感のある巻き心地。軽いのに頼りない感じは一切なく、しっかりとした芯のある回転フィールが印象的でした。 私がよく行くのは日本海のディープエリア。ドテラ流しで潮が速い日でも、ハイギアの恩恵で糸ふけを素早く処理できるのがありがたい。狙いたいタナに一発で仕掛けを入れられるのは、チャンスの差に直結します。 そして、カウンターの存在が本当に便利です。 何度も「アタリがあったのは○○mだったな」とすぐに思い出せることで、釣りに再現性が生まれる。これは他のリールにはない安心感でした。 実は最初、「ハイギアだと巻きが重いのでは?」という不安もありました。 けれど、実際に巻いてみると軽やか。ハンドルを回すたびにスムーズにラインが上がってきて、巻きのストレスがほとんどありません。 価格帯としては中堅ですが、使ってみて「これは長く使えるな」と思えた数少ないリールのひとつです。 「手巻きの操作感も楽しみたい」「情報量もほしい」「でも手が出やすい価格で抑えたい」そんな人には、紅牙 IC 150Hはかなり満足度が高いと思います。

ダイワ(DAIWA) 21 ソルティガIC 100

ダイワ(DAIWA) 21 ソルティガIC 100
深場のタイラバで一番ストレスになるのは、やっぱり“回収の遅さ”。 その解消を狙って選んだのが、このソルティガ IC 100HL-DLでした。 ハイギアモデルで一巻き80cmというスペックを見ると、正直「等速巻きには向かないかも」と不安になる方もいるかもしれません。 ですが、実際に使ってみて驚いたのは巻き始めの軽さと安定感でした。 リール自体の剛性感がしっかりしていて、ヘッドの重さや潮の抵抗に巻き負けしない。加えて、**金属ボディ特有の“ブレない操作感”**が手に伝わってくるので、ハイギアでありながら巻きが暴れにくいんです。 カウンター付きでタナの再現性も抜群。 水深80〜100m超のエリアでも、アタリが出たレンジをピンポイントで狙っていけるのはかなりの強みだと感じています。 もちろん、等速巻きに特化するならパワーギア(IC100P)の方が向いている場面もあります。 ただ、回収スピードを含めたテンポ重視の釣りをしたい方には、IC 100HL-DLのハイギア性能がしっかりハマると思います。

ハイギアが活きるかは“使い方次第”

「ハイギアは釣れない」と感じる場面があるのは確かです。
ただし、それはリールの性能やギア比の問題ではなく、釣り場の条件や狙っている状況とのミスマッチによるものがほとんどです。

たとえば、浅場で潮が緩く、真鯛の活性も低いような状況では、ハイギアだと巻きが速くなりすぎて、スカートやネクタイの動きが不自然になり、魚に見切られてしまうことがあります。
一方で、水深が深く頻繁な回収が求められるポイントや、ドテラ流しでラインスラックが出やすい場面では、ハイギアの巻き取りスピードが釣りのテンポを整えてくれる存在になります。

つまり、ハイギアの良し悪しを決めるのはリールそのものではなく、その日その場の状況に合った選択ができているかどうかです。

結論として、ハイギアは“釣れないリール”ではありません。

条件が合えば、十分に力を発揮してくれます。

大切なのは、ギア比ごとの特徴を理解し、その日の海の状況に合わせて適切に使い分けること。

それが、タイラバで安定した釣果を出すための確実な方法です。