タイラバフック自作の作り方|長さ・段差・針サイズと必要な道具

2026年05月11日

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タイラバフック自作の作り方|長さ・段差・針サイズと必要な道具

タイラバでアタリは出るのに乗らない、掛けてもすぐ外れる。

原因になるのは、鈍った針先とネクタイから外れたフック位置。

真鯛が噛んだ場所へ針を届かせるには、アシストラインの太さ、針サイズ、段差の長さを先に決めること。

この記事では、タイラバフック自作の作り方と必要な道具、長さ調整と替えフックの使い分けを紹介します。

まず押さえたいこと
  • アシストラインは8号前後から
  • 針先は鈍ったら交換
  • 短い針を少し前、長い針を少し後ろ
  • 針先はネクタイ先端付近
  • 急ぐ日は完成品の替えフック

この記事で分かること

  • タイラバフック自作に必要な道具
  • 外掛け結びで作る段差フックの手順
  • アシストラインの長さと針サイズの決め方
  • 自作フックと完成品の替えフックを分ける場面
  • 3本針や代用ラインを使うときの注意点

タイラバフックは、針とアシストラインだけでも作れます。

ただし、釣行中に交換する前提なら、接続パーツやチューブまでそろえると作ったフックを使い回せます。

最初はライン、針、接続パーツの3つをそろえ、必要に応じてチューブや遊動パーツを足す形で十分です。

製品価格帯タイプ注目点こんな人に
シーハンターYGK
シーハンター
材料費を抑えるアシストライン8号前後が初回向き自作を量産したい人
紅牙 フックSSダイワ
紅牙
フックSS
手頃な針バラ針紅牙系と組み合わせダイワ系でそろえたい人
サーベルポイントがまかつ
サーベル
ポイント
手頃な針バラ針細身で刺さり重視食い込みを優先したい人
紅牙 接続パーツαダイワ
紅牙
接続パーツα
小物追加接続パーツ交換ユニット化船上で交換したい人
紅牙 シリコンチューブαダイワ
紅牙
チューブα
小物追加チューブ結び目の保護結び目を隠したい人
炎月 スルスルパーツシマノ
炎月
スルスルパーツ
小物追加遊動パーツ遊動式へ組み替え仕掛けを組み替えたい人

タイラバフック自作の選び方

タイラバフックの自作は、安く作ることだけが目的ではありません。

針先が鈍ったらすぐ替えられること、ネクタイの長さに合わせてフック位置を変えられることが大きな利点です。

アシストラインは8号前後から決める

最初のアシストラインは、8号前後を目安にします。

細すぎるラインは強度が不安で、太すぎるラインは小さめの針に巻いたときに結び目が大きくなります。

SからMクラスの針でタイラバフックを作るなら、8号前後が結び目と強度の落としどころになります。

大鯛狙いや根の荒いエリアでは太めも選択肢に入りますが、最初から太くしすぎるとフックが暴れ、ネクタイの動きにも干渉します。

針サイズはネクタイに触る魚の位置で変える

針サイズは、魚がどこを噛んでいるかで変えます。

ネクタイだけが噛まれて針掛かりしない日は、フックの位置が短いか、針が小さすぎる可能性があります。

反対に、口の外側に浅く掛かって外れる日は、針が大きすぎたり、フックが後ろへ出すぎたりしていることがあります。

最初はSからM前後で作り、乗らない日は少し後ろへ、バレる日は針先と段差を一段短くするくらいから触ります。

段差は短い針を前、長い針を後ろにする

2本針の段差は、前の針を少し短く、後ろの針を少し長く作ります。

真鯛がネクタイを後ろから追って触ったときに、後ろの針が口元へ届くようにするためです。

段差を付けすぎると、後ろの針だけがスカートやネクタイへ絡みます。

完成後にネクタイを付け、針先がネクタイ先端付近へ来るかを見てから余分なラインを切りましょう。

タイラバフックの作り方

作業は、外掛け結びを覚えれば同じ手順の繰り返しです。

一度にたくさん作るより、最初は2セットほど作って、ネクタイに合わせた長さを決めてから量産します。

1. アシストラインを20〜22cm前後で切る

完成時のフック全長ではなく、結ぶための分を含めて20〜22cm前後で切ります。

短く切りすぎると、2本目の針を結ぶ前に長さを調整できません。

余った部分は最後に詰められるので、最初は少し長めに取るほうが作業が安定します。

2. 輪を作って針の軸へ重ねる

アシストラインに輪を作り、タイラバフックの軸へ重ねている様子

アシストラインで小さな輪を作り、針の軸へ重ねます。

輪の向きが逆になると、締め込んだときに結び目が浮きます。

針先側へ輪を向け、チモトに沿わせるように置いてから巻き始めます。

3. 針軸へ4〜5回巻き付ける

アシストラインをタイラバフックの軸へ巻き付けている様子

端糸を針軸へ4〜5回巻き付けます。

巻き数が少ないと抜けやすく、巻きすぎると結び目が太くなります。

小さめのタイラバフックなら、まず4回で締めて、滑るようなら5回へ増やします。

4. 端糸を輪へ通して締め込む

アシストラインの端を輪へ通している様子

端糸を最初に作った輪へ通し、本線側をゆっくり引いて締めます。

いきなり強く引くと、巻いた部分が重なって結び目が崩れます。

唾や水で軽く湿らせ、巻き目をそろえながら締め込むと、チモトの太さを抑えられます。

タイラバフックの外掛け結びを締め込んでいる様子

5. 余分な端糸を切る

タイラバフックの余分なアシストラインをカットしている様子

締め込んだら、端糸を少し残して切ります。

結び目ぎりぎりで切ると、釣行中に端が抜ける原因になります。

気になる場合は、ほんの少量の瞬間接着剤を結び目へなじませます。

接着剤を付けすぎるとラインが硬くなり、フックの動きが悪くなるので少量で十分です。

6. 反対側にも針を結ぶ

2本目のタイラバフックをアシストラインへ結んでいる様子

反対側も同じ結び方で針を付けます。

この時点では、左右を同じ長さにそろえなくてもかまいません。

最後に段差を作るため、片方を少し短く、もう片方を少し長く残します。

7. 段差を作ってユニットにする

タイラバフックの段差を作って結び目を作っている様子

2本の針が少しずれる位置で、上側に結び目を作ります。

ヘッド、ネクタイ、スカートを付けた状態で針先の位置を合わせ、長すぎる場合は結び目側で調整します。

針先がネクタイの先端から大きく後ろへ出ると、スカートへ絡みやすくなります。

逆に針先がネクタイの中へ入りすぎると、真鯛がネクタイだけを噛んだときに掛かりません。

アシストラインの長さはネクタイ先端で合わせる

タイラバフックの長さは、メーカーや仕掛けの形で大きく違います。

ヘッドの形、ネクタイの長さ、フックを固定するパーツが違えば、同じ「タイラバフック」でも必要な長さは変わります。

自作では、完成品の寸法を丸暗記するより、自分が使うネクタイを付けた状態で針先を合わせます。

完成品でも長さは大きく違う

セブンスライド系タイラバフックの長さを測っている様子

セブンスライド系のアシストフックは、長めに作られているものがあります。

ネクタイの後ろへ針を届かせたい仕掛けでは、ライン全体が長くなります。

シマノ系タイラバフックの長さを測っている様子

シマノ系の完成フックは、ヘッドやパーツとの組み合わせで中間的な長さになることがあります。

フックユニットだけを真似るのではなく、手持ちのヘッドに付けた状態で位置を合わせることが大事です。

ダイワ系タイラバフックの長さを測っている様子

ダイワ系のように短めのユニットもあります。

ヘッドに近い位置でフックが止まる設計なら、アシストラインを長くしすぎないほうが絡みを減らせます。

針先はネクタイ先端の少し内側から同じ位置

長さ合わせの目安は、針先がネクタイ先端の少し内側から同じ位置に来ることです。

短すぎるとネクタイだけを噛まれ、長すぎると針が余ってスカートへ絡みます。

とくに細身のネクタイやカーリーテールは、針が後ろへ出すぎると回転や絡みが増えます。

針先が少し隠れるくらいから始め、アタリがあるのに乗らない日は半段だけ後ろへ伸ばします。

タイラバフック自作に使う道具6選

タイラバフックを自作するなら、最初にそろえるのはアシストラインと針です。

船上で交換を速くしたい人は、接続パーツやチューブも一緒に用意すると、作ったフックをユニットとして持ち出せます。

シーハンター

シーハンター
8号前後自作フック定番赤系ライン

こんな人におすすめ

最初にアシストラインを買う人

  • 小さめの真鯛針にも結び目を作れる
  • 段差フックを複数作れる
  • 完成品の替え針にも採用例がある

シーハンターは、タイラバフック自作で最初に用意したいアシストライン。

8号前後ならSからMクラスの針にも結び目を作れて、段差フックを量産してもチモトが太くなりすぎません。

10号以上に上げると強度面は頼れますが、小針では結び目が大きくなり、ネクタイまわりの動きを邪魔することがあります。

紅牙 フックSS

紅牙 フックSS
バラ針フッ素系コートタイラバ用

こんな人におすすめ

紅牙系のヘッドやパーツに合わせたい人

  • 真鯛の硬い口へ刺し込みを狙える
  • 紅牙系のパーツと組み合わせられる
  • 自作と替えフックの両方で使える

紅牙 フックSSは、ダイワ系のタイラバへ組み合わせたい針。

針先の刺さりを重視したい日や、手持ちの紅牙パーツに合わせて段差フックを作りたいときに出番があります。

針だけを買って自作するなら、使うネクタイの長さに合わせて短めと長めを作り分けられるので、完成品より細かく調整できます。

サーベルポイント

サーベルポイント
バラ針細軸寄り段差フック向き

こんな人におすすめ

細身の針で食い込みを優先したい人

  • 軽い力で刺し込みを狙える
  • ショートバイト対策に使える
  • 小さめの段差フックを作れる

サーベルポイントは、細身の針で食い込みを優先したい人向き。

ネクタイへ触るだけの弱いアタリが多い日でも、軽い力で針先を入れたい場面を受け持ちます。

太軸の針より曲がりには気を使うため、ドラグを締め込みすぎず、針先が鈍ったら早めに交換する使い方が合います。

紅牙 接続パーツα RABセット

紅牙 接続パーツα RABセット
接続パーツRABセット紅牙系

こんな人におすすめ

自作フックをユニット交換したい人

  • フックユニットを交換できる形にできる
  • ネクタイやスカートを一体化できる
  • 船上での組み替え時間を減らせる

紅牙 接続パーツαは、自作したフックをその場で交換できるユニットにしたい人向き。

針だけを結んで終わるより、ネクタイやスカートと一緒に組んでおくと、船上で結び直す時間を減らせます。

色替えやフック交換をよく行うなら、作った段差フックをパーツ単位で持てる形にしておくと動きが短くなります。

紅牙 シリコンチューブα R

紅牙 シリコンチューブα R
シリコンチューブ紅牙系小物追加

こんな人におすすめ

結び目や接続部を保護したい人

  • 結び目の露出を抑えられる
  • フックまわりの遊びを調整できる
  • 仕掛けの見た目もすっきりする

紅牙 シリコンチューブαは、結び目や接続部を保護したいときに使う小物。

フックユニットの根元がむき出しだと、ネクタイやスカートが引っかかることがあります。

自作フックを何セットか持ち出すなら、チューブで結び目を隠し、船上で扱うときの引っかかりを減らせます。

シマノ(SHIMANO) タイラバ 炎月 スルスルパーツ ノーマル クリア 02T EP-003P ルアー

シマノ(SHIMANO) タイラバ 炎月 スルスルパーツ ノーマル クリア 02T EP-003P ルアー
遊動パーツ炎月系ノーマル

こんな人におすすめ

遊動式のタイラバを組み替えたい人

  • ラインが通る遊動仕掛けに使える
  • ヘッドやネクタイを組み替えられる
  • 自作フックと既製パーツを合わせられる

炎月 スルスルパーツは、遊動式のタイラバを組み替えたい人に合うパーツ。

ヘッド、ネクタイ、フックを別々に触れるので、作ったフックを手持ちの仕掛けへ合わせるときに役立ちます。

自作フックだけを増やすより、交換できる接続部まで作っておくと、潮が変わった場面でもネクタイやヘッドを替える動きが短くなります。

自作しないほうがいい場面もある

タイラバフックは自作できますが、毎回自作が正解ではありません。

前日の夜に急いで作るくらいなら、完成品の替えフックを買って針先の良い状態で釣りに行くほうが釣果へ近づきます。

針サイズが決まっていないなら完成品で感覚をつかむ

まだタイラバを始めたばかりなら、最初は完成品の替えフックを使って感覚をつかみます。

どの位置に針が来ると乗るのか、どの長さだと絡むのかが分からない状態で自作すると、悪いフックを量産してしまいます。

完成品をいくつか使い、よく掛かった長さを測ってから自作へ移ると失敗が減ります。

代用ラインは根巻き用と本線用を分ける

検索では「アシストラインを代用できるか」もよく出ます。

根巻きや仮止めに細い糸を使うことはありますが、フック本体をつなぐラインは専用品を使うのが無難です。

PEラインや裁縫糸のような代用品だけで作ると、締め込み、摩耗、結び目の保持で不安が残ります。

真鯛の口に掛けて引く部分なので、最初はシーハンターのようなアシストラインから始めましょう。

3本針はショートバイト対策の追加手段

3本針は、ネクタイだけ触られて2本針が届かないときの追加手段です。

ただ、針が増えるほどスカートやネクタイへ絡む場面も増えます。

最初から3本針にするより、2本針の長さと段差を合わせ、それでも触るだけの日に試すくらいに留めます。

3本針を作る場合も、全部を同じ長さにせず、後ろの1本だけ少し長く出す形から始めます。

乗らない・バレる日はフックだけで直さない

アタリがあるのに乗らない日は、フックだけを疑うと遠回りになります。

針先、長さ、ネクタイ、巻き速度のどれが合っていないかを分けると、釣り場での修正が速くなります。

針先が鈍っている日は交換が先

フックポイントを爪に軽く当てて、滑るようなら交換します。

針先が鈍ったまま段差や長さを触っても、真鯛の硬い口へ入りません。

自作フックをストックしておく利点は、針先を惜しまず替えられることです。

1匹釣ったあと、根掛かりのあと、船べりで外したあとに針先を触る習慣を付けておきましょう。

ネクタイだけ噛まれる日は半段長くする

ネクタイに歯形が付くのに掛からない日は、針先が前へ入りすぎている可能性があります。

後ろの針だけを少し長くし、ネクタイ先端に針先が届くようにします。

一気に長くすると絡みが増えるので、結び目側で半段だけ伸ばすくらいで十分です。

それでも触るだけなら、ネクタイを少し短く切るほうが効くこともあります。

バレる日は長さを短くして針サイズを見る

掛かるのにすぐ外れる日は、針が外掛かりしていることがあります。

フックが後ろへ出すぎていると、口の外側に浅く掛かりやすくなります。

まずは後ろの針を少し短くし、それでも浅い掛かりが続くなら針サイズを一段下げます。

針を大きくすれば掛かるとは限りません。

真鯛が吸い込む力とネクタイの動きに対して、針が重すぎることもあります。

自作フックはケースへ分けて持つ

自作したフックは、袋へ一緒に入れると針先同士が当たり、使う前から鈍ります。

釣行へ持ち出す分は、スリットフォーム付きケースや小さなパーツケースへ分けておきます。

タイラバケース を分けると、濡れたフックだけを帰宅後に取り出しやすくなります。

塩が付いたまま閉じると、針先や結び目の劣化も早まります。

釣行後は使ったユニットだけを水洗いし、完全に乾いてから戻しましょう。

針先を替えられるとタイラバの一日が変わる

タイラバフック自作は、節約よりも「針先を惜しまない」ための作業です。

針先が鈍ったら交換し、ネクタイが噛まれる日は少し長くし、バレる日は短くする。

この調整を自分で作れると、船上でアタリが出たあとに次の一手を変えられます。

最初はシーハンター8号前後とSからMクラスの針で2セットだけ作り、手持ちのタイラバへ付けて長さを合わせてください。

針先がネクタイ先端付近に収まる感覚が分かれば、次の釣行前に必要な数だけ作れるようになります。