船タコ釣りの始め方!必要な道具・仕掛け・釣り方を初心者向けに解説
2026年08月27日

船タコ釣りは、大きな掛け針が付いたタコエギを船から海底へ落とし、細かく動かしてマダコを狙う釣りです。
タコがエギを抱くと、一定だった竿先の動きが鈍り、海底へ吸い付くような重さへ変わります。魚のような強い引きを待つのではなく、この重みを見分けて掛けるのが船タコの面白いところ。
一方、使うオモリやPEライン、タコエギの数は地域や船によって変わるため、道具を買う前に乗る船を決めて指定を聞いておくと、当日も迷わず仕掛けを組めます。
この記事では、船タコ釣りの予約時に聞くこと、必要な道具と仕掛け、投入から誘い、合わせ、取り込みまでを紹介しています。初めて船タコへ出かける時に参考にしてください。
この記事で分かること
- 船タコ釣りでマダコを狙う流れ
- 予約時に船宿へ聞いておきたい内容
- ロッド・リール・ラインの最初の目安
- タコエギ仕掛けの組み方
- 底取りから誘い、合わせ、取り込みまでの動作
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船タコ釣りはタコエギを海底で動かしてマダコを狙う

仕掛けを海底まで落とすと、一番下のオモリが底へ着き、その横でエビのような形をしたタコエギが揺れます。後ろ側の大きな針で、エギを抱いたマダコを掛ける仕組みです。
マダコは海底の岩や砂、貝殻の周りに身を寄せています。竿先を大きくあおるより、オモリを底へ触れさせたまま小刻みに動かす方が、近くのタコへエギを長く見せられます。
タコがエギへ触れると、軽く動いていた仕掛けが急に鈍くなります。軽い小突きが粘る重さへ変わり、そのまま続いたら、糸のたるみを取って竿をしっかり持ち上げて針を掛けます。
予約時にオモリ・PE・タコエギの数を聞く
明石と東京湾では、同じ船タコでも使うオモリや釣る場所の底質が違い、乗船者ごとに糸の太さやオモリが大きくずれると、潮を受ける角度まで変わって隣の人の仕掛けと絡みやすくなります。
予約時に聞いておくのは、当日使うオモリ、PEライン、タコエギの数の3点。船宿ページに書かれていても、潮や釣り場によって当日の指定が変わることがあります。
明石では、タコエギの上限や針の形、エサの使用、小型のマダコを放す基準が細かく決められています。明石方面へ出かける場合は、2026年の船タコルールの記事も参考にしてください。
最初のタックルは1.6〜1.8m前後の船タコロッドでそろえる

重いオモリを海底へ置き、掛けたマダコを底から離すには、穂先の見やすさと胴の強さが要ります。長さは1.6〜1.8m前後、リールは仕掛けを真下へ落としやすいベイトリールが基本です。
船タコ専用ロッドの長さや対応するオモリの重さ、手持ちの竿を代用できる条件は、船タコロッドの記事も参考にしてください。
リールの番手や糸巻量、ハンドルの選び方は、船タコリールの記事も参考にしてください。
PEラインとリーダーは、太ければよいわけではありません。船の指定へ合わせた後、撚り数や長さまで決める時は、それぞれの記事も参考にしてください。
道具を買わずに初回を迎えるなら、竿とリールを借りる方法もあります。レンタルへPEラインや仕掛けが含まれるかは船ごとに違うため、タコエギ、オモリ、スナップなど自分で用意する物を予約時に聞いてください。
仕掛けは船指定のオモリとタコエギをスナップへ付ける
PEラインの先へ根ズレに強いリーダーを結び、その先へ船タコ用のスナップを付けます。スナップは、オモリやタコエギをワンタッチで交換する金具です。
仕掛けの一番下に船指定のオモリを付け、その横へタコエギを1〜2個つなぎます。明石のように個数や針の形が決まっている地域では、船の決まりを超えるエギや飾りは追加できません。
- リーダーの先:船タコ用スナップを結ぶ
- 下側の接続部:船指定のオモリを付ける
- 横側の接続部:認められた数のタコエギを付ける
- 投入前:スナップの閉じ忘れと針へのゴミを確かめる
潮が速い日や着底が分かりにくい時に使う号数は、タコ釣りのオモリ記事も参考にしてください。
タコエギの色や形、根の荒い場所で使う予備を選ぶ時は、タコエギの記事も参考にしてください。
船によってはタコテンヤを使う便もあります。エギとテンヤのどちらを用意するか決める時は、仕掛けの違いをまとめた記事も参考にしてください。
投入したらオモリを海底から離し過ぎず小さく誘う

船長の合図が出たら、タコエギとオモリが絡んでいない状態で足元から仕掛けを落とします。糸の出が止まり、手元へ硬い感触が返ってきたら着底です。
着底後は糸のたるみを取り、オモリが海底で寝たり立ったりする程度に竿先を小さく上下させます。タコエギを海底から大きく跳ね上げず、底付近に置いたまま見せるのがコツです。
船が流れるにつれ、オモリは海底の石や砂を乗り越えながら少しずつ移動します。底から離れた感触が出たら糸を少し送り、硬い着底感を取り直します。
動きが鈍く重くなったら誘いを続けてから合わせる
同じ速さで動いていた竿先が急に鈍り、ゴムを引くような重さが加わったら、タコがエギへ触れた合図です。
ここで急に竿を振り上げると、タコが腕だけで触れている時は針に届きません。竿先を低く保ち、小さな誘いを数秒続けてエギへ覆いかぶさる間を作ります。
重さが続いたら糸のたるみを巻き取り、竿を胸の高さまで力強く持ち上げます。そのまま重みが抜けなければ、ロッドの曲がりを保って一定の速さで巻き始めます。
まったく動かず硬い物へ固定された感触なら、根掛かりの可能性があります。ロッドを大きく曲げて引っ張らず、糸を手で引くためのカッターや回収具を使うか、船長へ声を掛けます。PEラインを素手へ巻き付けるのは危険です。
掛けた後は糸を緩めず一定の速さで巻く
タコが海底を離れても、竿にはずっしりした重さが残ります。ここから竿を上下させて巻くと、下げた瞬間に糸が緩み、カエシのない針から外れかねません。
ロッドの角度を保ったままリールを一定の速さで回し、海面まで寄せた後は、船長やスタッフの指示に従ってタモへ入れます。大きなタコを竿だけで抜き上げるとロッドや仕掛けを傷めるため、無理に持ち上げません。
船内へ入れたタコは、ふたが閉まる専用ネットや厚手の袋へ移し、口を確実に閉じてから海水の入った容器へ置きます。わずかな隙間からでも抜け出すため、持ち帰る時も袋へ入れ、氷へ直接触れないようクーラーボックスへ収めます。
反応がない時は底・止める時間・タコエギの順に変える

周りでタコが上がっているのに手元の重さが変わらない時は、仕掛けを全部替える前に、オモリが底へ触れているかを確かめます。
- 底:糸を少し送り、オモリが着く硬い感触を取り直す
- 止める時間:細かく誘った後、2〜5秒ほど動きを抑える
- タコエギ:色や明るさの違う物へ一つずつ替える
- オモリ:底を取り直しても糸が大きく斜めへ出る時だけ、船長へ重さを聞く
船から投げて広く探れる場所もありますが、根の荒い所や混み合う船では、仕掛けを真下へ落とす方が絡みを抑えられます。キャストする前に船長へ投げてよいかを聞き、左右の人の糸と重ならない方向を選んでください。
エギを替えた直後は、誘う速さを変えずに同じ小突きを続けます。一度に変える条件を一つに絞れば、反応が出た色と動きを次の投入でも再現できます。
船タコは船宿指定の一式から始める
初めての船タコでは、乗る船を決めてからオモリ、PEライン、タコエギの数を聞き、その指定へ合う一式をそろえます。ロッドは1.6〜1.8m前後の専用品、リールはPE1.5〜3号を必要量巻けるベイトリールが基準です。
仕掛けは予備まで組んで袋へ分け、タコを入れるネット、ラインを切る道具、氷とクーラーボックスも用意しておきます。レンタルを使う場合も、仕掛けと持ち帰り用品まで含まれるとは限りません。
出船後は船長の合図で仕掛けを落とし、着底の硬い感触が手元へ届いたら、オモリが海底へ触れる範囲で小さく誘います。いつもの動きが粘るような重さへ変わった時が、合わせへ移る合図です。

